写真にまつわるエピソード 25 photo story
写真にまつわるエピソード 25 photo story
平林克理
スタジオアリス25周年を記念したエピソード募集に、たくさんのご応募ありがとうございました。
厳正なる審査の結果、25のエピソードを決定し、その中から5つのエピソードを、新進気鋭の映画監督『平林克理』が、ショートムービーにいたしました。
スタジオアリスは「写真は未来の宝もの」の思いのもと、ご家族のハレの日の思い出を、1枚1枚心を込めてシャッターを切ってまいりました。このたびの『25photo story』をきっかけに、みなさまに少しでも家族の絆と写真の大切さを感じていただけることを願っています。

結果発表

みなさまからいただいた「写真にまつわる」エピソード・写真の中から入賞エピソードを決定いたしましたので発表いたします。
「写真を通じた家族の物語」として、実話を元に脚本・映像化し、「25 Photo Story (ニコフォトストーリー)」として、5つの素敵な物語として完成いたしました。

写真にまつわるエピソード

1歩離れて見えた愛しい我が子
ベストエピソード賞
1歩離れて見えた
愛しい我が子
ゆいまーるママ さん
同じ背景の未来の宝もの
スタジオアリス賞
同じ背景の未来の宝もの
七夕 さん
未来の娘へ
スタジオアリス賞
未来の娘へ
ここひなママ さん
母との秘密
スタジオアリス賞
母との秘密
ちゃんまや さん
生きる希望
スタジオアリス賞
生きる希望
まめ さん

こちらの動画はアリス公式チャンネルでもご覧いただけます。

ベストエピソード賞
1歩離れて見えた愛しい我が子 ゆいまーるママ さん女性 33歳

無事に出産し生まれた長女、生まれた瞬間は感動で涙がこぼれた。しかし、その時から始まった育児。辛すぎて涙がまたこぼれた。入院中から夜中の授乳。眠いのに授乳。夜中でもおかまいなしに泣く我が子。そして、オムツ、授乳、授乳、オムツ、授乳、、、、退院してからも続く寝不足の毎日。夫が仕事に出掛ければ一人になる日中。ずっと赤ちゃんを抱っこし、涙がこぼれる。正直、我が子を・・・素直に可愛いと思えなかった。可愛くないわけではないし、育児放棄しようとかそういう残酷な事は決して思わないが、辛さ大変さが勝っていた。周りの人から、可愛いでしょ?と言われても、そうですね。と答えるのが精一杯。飼い猫の方が可愛いなんて思ってみたりして。我が子に可愛いと言ったことがなかった。夫は生まれた瞬間から可愛いと言ってくれていたのが、この子にとって救いだったのかもしれない。必死に毎日を過ごし、もうすぐお宮参り。祝い着をレンタルしてくれるとのことで近くのスタジオアリスを予約。撮影当日。その日の夜中から赤ちゃんの寝付きが悪く夫婦二人とも寝不足で疲れていた。どんよりした気持ちで午前中、スタジオアリスを訪れた。一通り説明を受け衣装選び。赤ちゃんのたくさんの衣装、、、なにこれ可愛い!!少しテンションが上がった。祝い着を夫と選び店員さんに伝えると、こういうベビードレスもありますよー。っと。可愛い!!!早速、お着替えして撮影。まず、ベビードレスを店員さんが慣れた手つきで着せてくれた。ドレスを着た我が子、、、、か、か、可愛い。その時、初めて我が子に可愛い、愛しいという感情が溢れてきた。撮影中に泣かない我が子、店員さんにあやされながら撮影を頑張ってる我が子。1歩離れて見た我が子はとっても愛しい存在だった。今までは近くに居すぎて、胸元に居すぎて、余裕がなさすぎて、いっぱいいっぱいになってた自分が分かった。目には涙が溢れた。泣くのはぐっとこらえた 笑!その日から素直に可愛い。と思ったり、口に出すことが出来るようになった。やっと母親になれた気がした。

続きを読む ショートムービーを見る

平林監督からのコメント

24時間体制で育児を頑張っているお母さんに、きっと赤ちゃんも感謝してるはず…との想いで脚本・映像化いたしました。スタジオアリスでの写真撮影が、お母さんに元気を与えるって事も知ってもらえたら嬉しいです。

ショートムービーを見る
スタジオアリス賞
同じ背景の未来の宝もの 七夕 さん女性 31歳

昨年の夏、第二子出産前のこと。今後、もう妊婦になることはないかも?と思い、家族とマタニティフォト撮影へ。当時、二歳八ヶ月の長女咲夕は人見知り場所見知りがあったが、その日は、自分好みのドレスを発見したようで「これ着て撮る!」と言い出し、髪型も自分好みにしてもらいとてもご機嫌。スタッフの方に「ママも(マタニティ)ドレス着てみますか?」と聞かれ『公の場でこのタヌキみ・・・たいなまんまるいお腹出せないよ。無理無理。』と内心思ったが、実際にドレスを見せてもらい、このドレスを着れるのはこの人生最初で最後かなと考え直し、勇気を出して着てみた。着替えたら「ママ!可愛いじゃない!ママもドレス着たかったの?」と咲夕に言われ周りにいた方々大爆笑。いくつかの背景、ポーズで撮影し「では、この背景で最後ね!」と、撮影を始めたときの出来事。咲夕がいきなり私のお腹を触り「ママ。何でずっとお腹出してるの?お腹冷えて痛くなっちゃうよ!早くしまいなさいよ!」と、私のおへそをツンツンしたり、お腹を触りながらプチ説教。スタジオでは皆大笑い!撮影から約一ヶ月後、無事に二女恋七が誕生。生後一ヶ月後、恋七のお宮参りと咲夕の七五三を同時に行うことになり、姉妹揃って初のツーショット撮影。今まで人一倍人見知り場所見知りがひどかった咲夕。なんと、恋七との初めての撮影日「妹の恋七ちゃんです。今日は恋七ちゃんと一緒に写真撮りにきました!」と自らカメラマンさんやスタッフさんに話し掛けた。恋七が生まれてからお姉ちゃん意識が芽生えたようで、この日を境に人見知り場所見知りもなくなった。そして、カメラマンさんは前回と違ったが、偶然にもマタニティフォトで大笑いしたときの背景を使い、姉妹揃って撮影することに。同じ場所同じ背景での撮影なのに、私のお腹の中にいたときの写真、そして元気に生まれてきて姉と二人並んで撮る写真。時間は日々過ぎていくけど、写真はそのときにしか残せない姿や形をありのまま、そして永遠に残してくれる素晴らしい物だと改めて感動した。まさに『写真は未来の宝もの』だと心から思えた。後日、咲夕に産前と産後の写真を見せると「ママのお腹には恋七ちゃんがいたんだね。恋七ちゃん生まれてきてくれてありがとう。」と嬉しそうに話し、この二枚の写真も未来の宝ものとなった。写真はもう二度と戻れない世界の一瞬を、未来へと残してくれるかけがいのない宝ものだ。

続きを読む ショートムービーを見る

平林監督からのコメント

可愛らしい原作エピソードをスタジオアリスのスタッフ目線で映像化しました。『家族で写真を撮ること』の素晴らしさをとても大切にしているスタッフの表情を通して、家族の貴重な瞬間を記録する事の大切さを知ってもらえたら嬉しいです。

ショートムービーを見る
スタジオアリス賞
未来の娘へ ここひなママ さん女性 30歳

結婚式を挙げるにあたって昔の写真を引っ張りだした。その数の多いこと!笑次女だったにもかかわらず本当に選びきれないくらいたくさんの写真があった。どの写真もたくさんの笑顔や思い出があり、自分がいかに父と母に大事に育てられたか、改めて気づき涙が止まらなかった。きっと、こんな日が来る事を信じてたくさんたくさん思い出を残してくれた事に本当に感謝している。今は、わたしも・・・一児の母。いつか娘へも渡せる様に、主人とわたしが今度は娘へのラブレター(写真)を残している。ファインダー越しの色んな顔をした娘。たくさんの笑顔や泣き顔は今しか見られない貴重なもの。1日1日を楽しみながらこれからも大切に写真に残していきたい。

続きを読む ショートムービーを見る

平林監督からのコメント

写真を通じて親の愛情を感じ、そして自分の子どもへと思いを繋いでいく…そんな素敵な原作エピソードを彼氏視点にすることで、『結婚』という人生の節目にこそ分かる色々な思いも表現しました。

ショートムービーを見る
スタジオアリス賞
母との秘密 ちゃんまや さん女性 24歳

私は18歳の時九州から上京しました。4人兄弟で私だけが家族を離れ空港でお別れの時は私も母も兄弟も涙を流し別れを惜しみました。しかし家族で父だけは涙を見せず見守っていました。新生活に慣れ始めた頃母からラインが届き一枚の写真が送られてきました。それはわたしの幼少期の写真で父がこっそりパスワードの奥の待ち受けにしているものを母が発見したらしいのです。父が一番寂しかった・・・のだろうなと思い不器用な父だからこそ母との秘密で未だにその待ち受けには気づいてないふりをしています。

続きを読む ショートムービーを見る

平林監督からのコメント

原作エピソードには書かれていない、お父さんと娘さんとの写真にまつわる思い出を、想像を膨らませて書いた脚本です。子どもの時、夏はもっとキラキラしていたような…なので回想シーンはキラキラさせています。

ショートムービーを見る
スタジオアリス賞
生きる希望 まめ さん女性 31歳

家族写真を撮影してもらうことが父の生きる希望となり、娘の未来の宝物になりました。たった一枚の写真が。悲しいことに義理の父が肺がんと診断され余命一年を告げられてました。その数ヶ月後私の妊娠が分かり、両親はとても喜び誕生を心待ちにしてくれていました。ですが皮肉にも子供の誕生は父が余命一年と告げられていた時期でした。父に絶対この子の顔を見てほしい、それまで生きてい・・・てほしい。という願いを込めて子供が産まれたらお宮参りの際、みんなで記念写真を撮影したいとお願いしました。それから私は無事に女の子を出産し、父は治療を続けながら約束の写真撮影の日を迎えることが出来ました。娘を見つめてニコニコする父。杖をつきながらですが自分の足でしっかりと歩き闘病中とは思えないとびきりの優しい笑顔を父は見せてくれました。帰りがけ「満足だ。満足だ。」と繰り返し終始ニコニコしていました。それから1カ月後父は天国に旅立ちました。後に母から聞いた話では孫との記念写真を撮るまで頑張ると、生きる目標になっていたそうです。写真撮影は撮った後の思い出としてだけでなく、撮る前にもこんなに希望を抱き楽しみにできる行事なんだということを私は体感しました。葬儀の祭壇にはその時撮影した優しい笑顔の父の写真が飾られていました。気づけば父と娘の写真はその一枚だけでした。娘が大きくなったらおじいちゃんはこんな人だったのよと沢山話をしてあげたいです。おじいちゃんとの唯一の思い出となったこの写真は娘にとって何物にも変えがたい大切な未来の宝物となることでしょう。たった一枚の写真から沢山の希望をもらいました。玄関先に飾ってあるこの写真。出掛ける際にふと目に入るとあまりにも優しい父の笑顔に私の口角も上がっちゃいます。家族の笑顔がすぐ側にあるって良いですね。心から撮影してもらって良かった。ありがとう。

続きを読む ショートムービーを見る

平林監督からのコメント

お父さんの思いを、残された家族にどう伝えるかを最初に考えました。
孫役の女の子が頑張ってくれたおかげで、写真という物が人々の生きていた証として次の世代に受け継がれていく事も表現できたと思います。

ショートムービーを見る
25PhotoStory賞
動画ではなく写真に残る思いで ツッキー さん女性 50歳

私は東日本大震災で被災し、津波でなにもかも流されました。三人の息子を連れて離婚して実家に戻って2年したら津波でした。生まれた時の写真。お食い初めの写真。手作りの忍者服で撮影した写真(スタジオアリスでした?)。思い出が詰まった写真の数々が一瞬の津波に飲み込まれ海の藻屑です。強がりを言ってます。いつも。でもふとした瞬間に可愛かった子供たちの成長記録がなくなったことを思い出し、無性に泣けてくるのです。そんなことがあったからこそ、写真の大切さを声を大にして皆さんに訴えたいです。写真があるのはうらやましいし、胸がくるしくなるけれど。震災以降・・・の記録を大事に大事にしていこうと思っています。年老いた両親との思い出も全て写真の中に。妹や姪っ子との思い出も全て写真の中に。仲間との大事なひと時も全て写真の中に。大切な彼との思い出も写真の中に。これから過ごす時間を写真を残しながら楽しんでいきたいです。津波に負けてなんかいられないから。生きていくことの支えに、思い出の詰まった写真は欠かせないのです。 続きを読む

やっと分かった写真のぬくもり さっぽこ さん女性 25歳

わたしは物を持つことが苦手、何でも片付けてしまう性格です。だからもちろん写真は印刷されたものよりデータが好きで、学生の頃はどんどんデータ化していました。実家にある、自分や兄妹の写真を見るたびに「どうしてこんなにあるのかな?」と思っていました。今年、男児を出産しました。目まぐるしく変わる表情や、日々の成長、そのどれもを残しておきたくて毎日何度もシャッターを押しています。データがどんどん増えてくるなか、やっぱりお気に入りのものは印刷したいという思いが出てきました。今では膨大なデータの中から厳選して印刷したものをきちんと管理し、写真特有・・・のぬくもりに癒されています。この子も大きくなったら、アルバムを見て「なんでこんなに?」って思うのかなって思っています。自分の過去写真と我が子の今の写真がとてもそっくりなのも、なんだかほっこりします。 続きを読む

写真を写真に 彩 さん女性 37歳

自分が親になり、娘の写真を撮り続ける毎日。撮らない日はほとんどなかった。そんな写真を整理していた時、ふと、祖父母の遺品の写真を手に取った。黄色く変色し、アルバムからはがし取ったよれよれの写真。でも、それがとてもいとおしく、親近感すら感じた。そのとき、この写真はあとどのくらい経ったら見えないくらい色あせてしまうのだろう・・と思った。そう思うと、それはそれはとても切なく、きゅーんとなった。そして、残しておきたい写真を全て並べ、片っ端から・・写真を写真に撮って、データとして保存する事にした。それができる今の時代に感謝しながら・・。そして・・・同じ年頃の自分の写真を、娘の写真と一緒のフォルダーに保存している。娘は時々私の写真と見比べて・・吹き出して笑っている。ママ、全然可愛くないね、私の方が可愛いね!と言いながら。その姿を、いつかきっとあなたも自分の娘?息子?に笑われるんだから・・と思いながら、見つめている私だ。 続きを読む

パパと出会ってくれてありがとう? れんくんのパパ さん男性 36歳

今年の2月、我が家に子供が産まれました。息子が産まれてから、毎日欠かさずスマホやカメラで写真を撮っています。先日、スタジオアリスさんでお宮参りの撮影をしていただいたのですが、スタッフさんの心配りや、子供に対しての気遣いなど、本当に感動しました。その時は着物を着た写真や寝相アートで王子様の姿をした写真を撮って頂いたのですが、撮影中に頑張って撮影してもらってる息子の姿を見ながら、あまりの可愛さと応援したい気持ちから、一人こっそり泣いていました。もちろん、妻にはバレないように気を付けていましたが…?その時に許可を頂いて撮影した動画を、毎・・・日見ていますが、その度に温かい気持ちになります(о´∀`о)次はハーフバースデーの時に、また撮影をお願いしたいと思います。話は変わり、抱っこの仕方やオムツの取り替えなど、全く慣れてなかった私が、今はなんとか出来るようになりました。これも、息子のおかげだと感じています(о´∀`о)これからたくさん、色々な経験をして、親子共々、成長していきたいと思います\(^o^)/ 続きを読む

はたち よしだ しま さん女性 53歳

ダウン症の長女の成人式が見たい、私の願いでした。なんとか振袖を着れる方法はないか、いろいろ考えました。そこで思いついたのが、スタジオアリスに勤めている友人。連絡をとると、快く相談に乗ってくれました。身長が低い長女に、私は七五三の着物がいいのでは、と思っていたのですが、友人の勧めで、もう少し大きめの、大人っぽい十三詣りの着物を着ることになりました。撮影当日、ハラハラしている私とは正反対に、嬉しそうな長女。1人で大丈夫と、スタッフの方とメイク室に行きました。髪をセットし、初めてのメイクをし、素敵なピンクの振袖姿、私が夢にまで見た晴れ姿・・・でした。親バカかもしれませんが、とてもキレイだと思いました。撮影もスムーズであっという間に終わってしまいました。今、長女はまた現実に戻り、いつもの動きやすい服で、ノーメイクで作業所に通っています。でも、わが家にはあの時のアルバムがあります。紛れもなく成人式の記念の写真です。生まれてすぐ、短命かもと言われたのに。写真を見返すたび、本当にうれしく思います。将来、長女もこのアルバムを見て「あの頃は若かったわ」と思って欲しい。未来への宝物です。 続きを読む

二人の背中。 ちょす さん女性 30歳

二人とも男の子です。これから私はきっと、この子達の背中を何千回と見送ることになる。どんどん大きく、私を越えて大きな背中になってゆく。そして、いつか巣だって行く。男の子だから、そんなに家には帰ってこないでしょう。今は子育ていっぱいいっぱいで、イライラしたり、もうイヤ!って思うこと多々あります。でもその「いつか」はすでにカウントダウンされている、ということを胸に抱きしめて、子供達を抱きしめて、イライラした時はこの写真を見て過ごしていきたい。   続きを読む

母親になるということ れいゆめママ さん女性 28歳

2015.5.26忘れられない大切な日。私達夫婦の元に宝物が舞い降りました。息子の誕生です。幸せな時間に浸るのもつかの間、壮絶な育児の日々が始まりました。3時間おきの授乳、泣く息子を抱っこする日々、手は腱鞘炎になり、子守唄の歌いすぎで、声はガラガラでした。育児に追われる日々で鏡を見る暇もありませんでした。そんな中迎えた、お宮参り。御祈祷後、写真を撮ることになり母に写真を撮ってもらいました。撮ってもらった画像を確認すると…今まで見たこともないような自分の姿が写っていました。顔は青白く、髪はボサボサ、目は腫れぼったく、くまがある…独身時代、毎・・・月美容院に行き、エステにも通い、好きな服を着て過ごしていた私には、とてもショックな写真で、すぐに顔を背けました。しかし、その写真を撮った母が目を潤ませながらこう言ったのです「あなたも母親になったのね 続きを読む

マダムとクマと掃除機 ケイ さん女性 30歳

夫が仕事で県外に行っている時、寂しいけどいつも家でゴロゴロする夫がいないのと朝の夫の弁当作りなどの支度がなくゆったり家事や育児ができる日々を送っていました。でも、夫はホームシックになって仕事が辛いと毎日メールや電話をしてくるようになりました。ある午前中に部屋の掃除機をかけようとしたら3歳と1歳の娘たちが手伝いをしたいと言い出し真冬で窓を全開にしていたので子供たちが寒くないよう私がジャンバーと防寒用のロンパースを着せてお手伝いをしてもらいました。長女はなぜか私の帽子とおもちゃのサングラスも引っ張りだして着用していました笑その姿がかわい・・・くて面白くて写真をとりました。そして、ホームシックな夫にもこの面白い写真を見せて笑わせてあげようと思い携帯で写真を送った所…前にも増してホームシックになり、その後自宅から通える仕事に転職しました。素直で可愛かった小さい頃の娘たちや夫の転職やこの時3人目妊娠中ということもあって私にとって濃い時期の写真です。あと何回みても小さいマダムと小さい熊が掃除機をかけているシュールな絵が笑えます。 続きを読む

子供時代の思い出も含めて家族に てっぴ さん

長年付き合った彼と結婚式を挙げる時、お互いの子供時代の写真を両親や親戚から集めたのですが、そこには私がよく知る彼の知らない時代が沢山詰まっていました。写真を見ながらその時のエピソードを沢山聞くうちに子供時代の彼にも会いたかったなと感じました。生まれてから私と出会うまでの彼も全部含めてこれから家族になるんだと幸せな気持ちに。その中で義理母と一緒に写る彼の赤ちゃんの姿がとてもかわいくて結婚後も写真立てに入れて眺めています。私も彼に似た赤ちゃんを抱いて写真を撮る日が早く来ればいいなと思いながら。

喜びの一枚 ルッコラ さん女性 37歳

次女を産んだ産院でもらったチケットを片手に、ハーフバースデーを記念して、家族で近くのスタジオアリスへ初めて訪れたのは、次女がちょうど生後六か月を迎えた春の初めのことだった。産院からお祝いでもらったハーフバースデーの撮影券を片手に、その日ばかりはびしっとスーツに身を包み、ばっちりメークをして、うきうきしながら家を飛び出した。 広々としたきれいな店内にずらりと並ぶ色とりどりのかわいらしい衣装を見た瞬間、きらきら目を輝かせ始めた長女。一着ずつゆっくり眺めては、「かわいいな、かわいいな」と口ずさむように連呼しながらじっくり見て回ったのち、・・・白いドレスにピンク色のお花が飾られたプリンセス風のドレスを選んで、いそいそと試着室に入っていった。店員さんに着替えさせてもらったもらったあと、かわいく変身したにこにこはにかむ長女の笑顔を見て、思わず私も柔らかい笑みをこぼした。「うわあ、お姫様みたい」「うん。かわいいじゃん」「ええ、すごく似合ってますよ」 みんなから口々にほめられて大照れの長女は、すすめられるがままにきれいにヘアセットをしてもらったうえに、ネックレスとイヤリングまでつけてもらい、ますます上機嫌になっていった。一方、鮮やかな黄色いドレスにすっぽり身を包んだ次女は、撮影前まではお人形さんのようにおとなしかったのだが、カメラを向けられたとたん、わんわん大泣きしてなかなか大変だった。それでも、店員さんたちが一生懸命話しかけてくれたり、おもちゃであやしてくれたりして、記念に残る素敵な写真を撮ってもらうことができた。 この日、衣装を着て軽くお化粧をしたことがよっぽどうれしかったらしく、長女は今でもお店の前を通るたびに、「あっ」と大きな声を上げる。「ママ、ここでお写真とったよね。首と耳にお飾りつけたもんね」 そう得意げに話す長女は五才になり、近ごろますますお姉さんらしくなってきた。あっという間にもうじき三才になる次女も、毎日元気いっぱいだ。 子どもたちが生まれてからこれまで数えきれないほどたくさんの写真を撮ってきたけれど、これからも幼い二人の愛らしいドレス姿を玄関からはずすことはないだろう。それは、見るたびに笑顔になれる、元気がむくむく湧き出る、母となった喜びがぎゅっとつまった、決して色褪せることのない思い出の一枚なのだ。 続きを読む

いつまで撮らせてくれるかな くみこ さん女性 33歳

娘が産まれてから毎年誕生日にスタジオアリスさんで撮っていただいています。自宅の壁に一枚ずつ増えていっています。こだわりは一つ。必ず一着は白いドレスを着させて頂いてます。このまま白いウェディングドレスを着た写真まで、撮らせてもらえるかな…

成長の記録 mayumin さん女性 30歳

 娘の節目の記念にはいつも写真を残すようにしています。マタニティから始まり毎年の誕生日も。1歳の誕生日までは順調に写真を撮ることが出来ていたのですが、2歳の誕生日にスタジオアリスを訪れた時から娘が写真嫌いになってしまったんです。衣装を着るのを特に嫌がり大泣き・・・。また機嫌が良い日でもいいですよと行って頂き別の日に写真を撮ることにしました。それでも娘の機嫌を良くするのは難しく誕生日のだけなのに半日がかり・・・親の私たちもぐったり・・・ということが何度か続きました。それでも娘なりに少しずつ成長はしていてお菓子を食べて機嫌がよくなるこ・・・ともあれば、自分で衣装を決めて衣装を嫌がらず着れたり。髪型を可愛く結ってもらうことが出来た時は感動しました。あんなに髪を触られるのが嫌だった子が髪をセットしてもらうことが出来たのは奇跡としか言えませんでした。元々節目の写真が別々だと管理に困るなと思ったので増えるタイプのアルバムにしました。写真が入っている箱を見つけると娘が開いてアルバムを見ています。いつも写真を撮った時のエピソードを教えてあげています。マタニティにはエコーの写真も入っているので、“ママのお腹にいた時の写真だよ”と。大泣きした時の写真の時は“この時大泣きして大変だったんだよ”と。本人は覚えていないかもしれませんが私にとってはどの写真もその時のことを思い出せるくらい大切な一瞬です。今ではスタジオアリスの前を通るたびに娘は“写真を撮りに行きたい”と言っています。大泣きした時やスタジオ中を走り回った時でもいつでも根気強く一緒に写真を撮って頂くスタッフの方々には感謝の気持ちでいっぱいです。これからもこどもたちの成長と共に写真を残していきたいと思っています。 続きを読む

おばあちゃんには皆がついてるよ♪ みなめろ さん女性 28歳

私のおじいちゃん、おばあちゃんは岡山に住んでいます。私たち家族や従兄弟も名古屋や東京など少し離れた場所に住んでいる為、中々会うことができません。ところが先日、おじいちゃんが突然亡くなりました 。こんなことでもないと、親戚中が集まることなんてありません。兄も私の旦那も父も、その週でなければ、どうしてもはずせない仕事の為、この場にくることはできませんでした。私が勝手に思っているだけですが、おじいちゃんは皆が集まれるようにしてくれたのだろうと思います。昔から、自分のことより他人を優先していた優しいおじいちゃんらしいです。お葬式でも、葬儀・・・場の方々が驚くほどのたくさんの人でした。おじいちゃんもおばあちゃんも人に慕われる人達だったので、改めてそれが感じられました。葬儀が終わり、私たち親族も帰る時間がきました。おばあちゃんは1人になってしまいぬけ殻の状態でした。私は、少しでも皆の気持ちが伝われば、今後のおばあちゃんの生きていく力になるのではないかと思い、孫を全員呼び記念撮影をしました。肩を組み、おばあちゃんファイオーをすると、おばあちゃんは笑顔になり、あんた達がいてくれたらこれから頑張れそうだよと、言ってくれました。この写真を見て、おばあちゃんの今後の活力になると信じてます!! ! 続きを読む

おうちでも続くアリスの笑顔♪ sayo さん女性 31歳

我が家にはプリンセス大好きな3歳の長女と年末に生まれたマイペースな次女がおります。今年に入ってから次女のお宮参り、初節句、百日祝いとスタジオアリスを毎月恒例のように利用してました。百日祝いの仕上がった商品を受け取ってきた日の出来事を紹介します。私 「百日祝いのお写真できたよ~。」長女「すずちゃん可愛いね!次はいつアリスさんに行くの?」私 「百日祝いの次はハーフバースデーだから6月かな?」長女「すぐ?」私 「今度は少し先だね。」長女「えー!!早く行きたい!(自分もドレス着たり可愛くヘアメイクやお化粧してもらえるからアリスに行きたい!・・・と思ってる様子)」(長女のアルバムを持ってきて)私 「ほら、こっちゃんがハーフバースデーの時の写真だよ。お座りしたり、うつ伏せでお写真撮ってるでしょ。すずちゃんがお座りできるくらいになったらアリスさんに行ってお写真撮ってもらおうね。」長女は自分のアルバムをめくっては嬉しそうに写真を眺める。キンプロのハーフバースデーの背景写真を見て長女「ひよこさん着てる!すずちゃんもひよこさん着させてあげたいね。」  「そうだ、次に行くまでアリスさんごっこすればいいんじゃない♪」と貰ってきたくしやブラシを持ってきて私や妹の髪を梳かし始める。ミニーのぬいぐるみを片手に「こっち向いてくださーい。カシャ!カシャ!」と撮影の真似をする長女。その後もアリスさんごっこがブームになったのか、折り紙と色画用紙でお手製カメラまで作り毎日のようにアリスのスタッフさんになりきる長女。アクセサリーでヘアメイクをしたりお化粧をする真似したり、妹をバウンサーに乗せ目線をカメラに向けるあやしグッズを駆使してお手製カメラで撮影したりと大忙しです。そんな長女の現在の楽しみは、ももフェスで初ディズニープリンセス(ラプンツェル)に挑戦したこともあってか、妹が80サイズを着られるようになったら姉妹でエルサとアナの撮影をしてもらうことだそうです。思い出の写真1:姉妹のアルバム(上が長女、下が次女)思い出の写真2:長女のアリスごっこで使ってる物の一部 続きを読む

手術を乗り越えた先に にょん さん女性 23歳

2年前、息子は産まれました。口唇口蓋裂という病気と共に。生まれつき、上唇が裂けて産まれてきてしまう病気でした。幸い、手術で治るということでしたが、手術前は他の子とは違う息子の姿に不安と葛藤でいっぱいでした。息子を出産した病院でいただいたスタジオアリスの撮影無料券。本当はお宮参りの生後1ヶ月で撮影に行きたかったのですが、そのときはそのままタンスの引き出しにしまいました。生後4ヶ月で手術をして、少しずつ笑顔を見せてくれるようになり、術後の傷口がギリギリまで綺麗になるのを待って、生後6ヶ月のときに撮影予約をいれました。生後半年でお宮参りの・・・撮影だなんてなにか言われるかもしれない。でも、息子の笑顔を残したいという一心で、スタジオアリスへ撮影に行きました。当日は、スタッフの方々が嫌な顔ひとつせず、快く撮影してくれました。たくさん、息子の笑顔を引き出してくれて、とても良い撮影になりました。息子の周りは、なんだか暖かさが溢れていました。つれてきてよかった。悩んでいることが吹き飛ばされるくらい、素敵な一日でした。そのとき撮影した写真は、今も我が家のいちばん見える場所に飾ってあります。仕事や育児に疲れたとき、見上げるといつもこの写真に励まされて、頑張ろう、って何度思ったでしょうか。きっとこれからも、この写真に勇気を与え続けてもらうのでしょう。 続きを読む

初めてのお出かけ 二人のママ さん女性 33歳

念願の弟ができたお兄ちゃん。自分のことも満足にできない3歳児ですが、生まれたばかりの赤ちゃんを、かわいいかわいいと抱っこをしたり、おむつを替えたり、ミルクをあげたりと、せわしくお世話を焼いています。時には、「プラレールで遊ぶかなぁ?」とおもちゃを貸してあげようとしたり、「このお菓子食べたいかなぁ?」と自分のお菓子やご飯を食べさせようとすることも!赤ちゃんも1か月を超え、初めて一緒にお出かけすることになりました。お宮参り前日のスタジオアリスの撮影です。まだ小さいからと一緒にお出かけするのを我慢していたお兄ちゃんは大はしゃぎ!「これが・・・車だよ!」「お写真撮りに行くよ!」と色々教えながらお出かけします。一緒に写真を撮るときも、「二人で撮るの!?」と大喜び!アリスのお姉さんに「チュッてしてみて!」と言われて、少し照れながらも嬉しそうに、チュッとしていました。そんなお兄ちゃんもまだまだ甘えたい盛りの三歳児です。赤ちゃんがお母さんのおっぱいを飲んでいるときや、みんながいるときは「お兄ちゃんだからおっぱいなんて飲まないよー!」と言っていますが、誰もいなくなるとやはり興味があり、お母さんのおっぱいに近づいてきます。しかし、三歳児のプライドが邪魔をして、おっぱいを吸うことが出来ず、おっぱいにチュッとだけするのでした。 続きを読む

よく頑張ったね、もうすぐ会えるよ! まんぼ さん女性 31歳

出産予定日まで約一カ月半となった妊婦健診で切迫早産が発覚し、そのまま緊急入院。24時間点滴でベッドから降りてもいけないという、絶対安静が始まりました。それでもお腹の張りはなかなかおさまらず、無事に正産期を迎えられるのかという不安な日々でした。元々予定していたマタニティフォトもずっと楽しみにしていましたが、そのような状況では泣く泣くキャンセルせざるを得ませんでした。入院は約3週間におよびましたがお腹の赤ちゃんも一緒に頑張ってくれたおかげで、ありがたい事にNICUのある病院へ転送などの一番の危機的状況は脱しました。しかし、お腹の張りは続いて・・・いる事、また逆子が直らなかった為に37週0日での帝王切開による出産が決まりました。本当なら入院のまま出産が安全でしたが、健診からそのまま入院してしまった私を気遣った医師が、一泊だけでしたが出産前に色々準備をしたり思い出も作れるようにと、退院を許可してくれました。病院ではほぼベッドに寝たきり、大きな鏡を見る機会もなかった為に、退院して久々に鏡で横から見た自分のお腹の大きさにはビックリしました。毎日赤ちゃんの心音は聞かせてもらえてたので元気なのは分かってましたが、こんなに頑張って大きくなってくれた事に感謝と感動した事を覚えています。そして一度は諦めたマタニティフォトでしたが、退院したその日に奇跡的に撮る事が出来ました。それが思い出の写真です。出産の2日前という一番大きなお腹を、記念写真できれいに残す事が出来ました。撮影の翌日には再び入院し、二日後に無事に赤ちゃんを出産しました。そしてそんな赤ちゃんも、まもなく一歳をむかえます。無事に産まれてくれた事、ここまで大きな病気もなく元気に育ってくれた事に感謝しつつ、これからも家族の思い出の写真を増やしていけたらと思います。 続きを読む

玄関での出来事 うらひな さん女性 31歳

『行ってきます』『ただいま』が毎日行き交う我が家の玄関には、写真が飾ってある。結婚式のものや子供達の写真、ライフイベントだけでなく普段の何気ない写真など様々だ。毎日の生活で必ず通る玄関だが、ある日ふと気付かされた出来事があった。その日は運が悪く、仕事で失敗した上、旦那ともすれ違いの生活に寂しさを感じ、一人で育児する寂しさを感じて居た。『どうせ誰も居ない。』そう心の中で呟いていた。重い玄関の扉を開け、しばらく座り込んでしまった。座りながら、何を考える事もなくゆっくり時間が過ぎた。どのくらい座っていたか分からない。『洗濯入れなきゃ』我・・・に返り、重い腰を上げ立ち上がった。目に飛び込んできたのは、夕日に照らされ、穏やかに光る写真だった。その写真に写る顔は、どれも穏やかでキラキラ光っていた。なぜかは分からないが涙がすうっと流れた。まるで写真が『大丈夫だよ。側にいるよ。』そう言ってくれているように感じた。しばらくキラキラ光る写真を見ていた。その時、携帯にメールが入った。旦那から『今から帰る。』との内容だった。いつもより早い帰りに嬉しくなった。それまで誰も居ない寂しい玄関だったが、なぜか家族が待つ温かい玄関に感じた。『ありがとう』そう呟いて、家事に取り掛かった。 続きを読む

はじめてをプレゼント 天使のママ さん女性 32歳

『ママのお腹に赤ちゃんがいる!!』当時2歳になったばなりのお兄ちゃんの一言から始まった私の息子達のお話です。後日検査すると本当に妊娠していました。それからははじめての検診から直前の検診まで必ず一緒についてきてエコーを確認しました。それまでは甘えん坊だった息子が検診を重ねるごとにお兄ちゃんの顔になっていくのがわかりました。妊娠中お兄ちゃんは私達にたくさんの不思議な話をしてくれました。まだ初期のころ、お腹の子が男の子だといいいこと。まだ自分が産まれる前、お空の上でその子といつも手を繋いで一緒にいたこと。など…おもしろい話をしてくれるなぁ・・・ぐらいにしか思わなかった私ですが…お腹のこの性別が本当に男の子だと判明!誰もが女の子だと思っていたのでびっくりしました。その頃から私達夫婦はお兄ちゃんに名前をつけてもらおうと思い始めました。お兄ちゃんも弟のためにまだ2歳なりに毎日一生懸命名前を考えます。そして出産当日、元気な男の子をスピード出産した私。お兄ちゃんも分娩室の前で待機していたので、すぐにいれてもらえました。そして産まれたばかりの赤ちゃんは私の腕ではなく、立ち会った主人の腕でもなく、お兄ちゃんの腕の中へ…これが私の唯一のバースプランです。一番産まれてくるのを待ちわびていたお兄ちゃんに最初に抱かせてあげたくて…息子は一言『待ってたよ』辿々しい言葉と共に愛しそうに見つめていました。その時の写真がこれです。私の人生で一番幸せな瞬間です。そのあと名前もお兄ちゃんが一生懸命考えた名前に?あれから2年たちましたが、今はあのときお兄ちゃんが話してくれたようにいつも手を繋いで仲の良い兄弟です。たまに喧嘩もしちゃいますが、お兄ちゃんはとにかく弟がかわいいそう。弟はお兄ちゃんをすごくカッコいいと言い、何でもお兄ちゃんの真似をしてついて歩きます。イタズラをして怒られると、お兄ちゃんが助けに来ます。悪いことをして怒られると、弟が慰めに来ます。そして必ずそのあとに怒りすぎだと私達が怒られます(笑)この子達を見てると毎日が幸せです。親の私達がたくさんのことを学ばせてもらいます。いつまでもこのままでいてほしい…それが私達夫婦の願いです。ある日の二人の会話兄『とうまくんの名前はお兄ちゃんがつけたんだよ』弟『ありがとう!にーたん?』 続きを読む

窓際の微笑み 花咲種 さん女性 33歳

妊娠9か月で初めて自宅近くのスタジオに記念撮影にでかけた。大きなおなかの中にまだ見ぬ赤ちゃんの顔が見えるような気がして、その写真をお守り代わりに出産に臨んだ。無事に生まれた娘とお宮参りの記念撮影を同じスタジオでした。その時、遠方の祖父母の家の近くにも同じチェーン店舗がある事を知り、百日記念で娘を連れて祖父母に会いに行く時に祖父母も一緒に撮影して貰う事にした。当日は杖をついて歩く祖母と大泣きの娘との撮影に心配したが、店員の心遣いのおかげで娘の笑顔の写真を残す事ができた。スタジオで撮影をした事がない祖父母は緊張した言いながら夜の食事会・・・で嬉しそうに娘を抱いて話していた。それから祖母が体調を崩し入院したのはすぐの事だった。もう一緒に外へいく事はできないと判り、それが最初で最後の記念撮影になってしまった。仕上がった写真をみて「楽しかった」とこぼす祖母の顔に涙が零れそうだった。生まれて数か月の娘と人生の最期が迫った祖母が並んだ姿を見ていると、握った手の温もりから命の儚さや尊さを感じた。それから入院中の数年、仕上がった写真をずっと個室部屋のベッドの窓際に飾って祖母は過ごしていた。その写真をきっかけに従妹も多くの孫の写真を周りに飾ってくれて、祖母はいつも多くの写真に囲まれていた。娘と私がお見舞いに行く度に、一緒に撮った写真をみて嬉しそうにその時の事を話す祖母。その横で微笑むナースの人たちや病棟の人。飛び交う会話の中でそれぞれの写真に詰まった思い出の時間が蘇ってくるような気がした。一枚一枚の写真が幸せなひとときを運んでくれる。そしてまた、その病室での思い出が、声や匂いや想いまでも、その一つ一つが大切なパズルのピースみたいに、そこに飾られた写真の中に刻まれていくようだった。病室で写真を撮るときに、この瞬間を一生切り取っておきたいと心からいつも思っていた。祖母が亡くなって3年。6歳になった娘は、部屋に飾られた写真の祖母を見て同じ微笑みを浮かべている。祖母が亡くなってから生まれた息子は会ったことのない祖母を見て首をかしげている。そんな息子に「これは、ひいおばあちゃんだよ」と娘が語り掛けると、息子が小さな人差し指で愛おしそうに写真の中の祖母をそっと撫でていた。心の中に今も祖母は生き続けている。思い出の詰まった写真を見ると今も病室の窓際で微笑んだ祖母の声が聞こえてくるような気がする。 続きを読む

特別審査員・監督紹介

平林克理
平林克理 1969年埼玉県生まれ。大学在学中に映画研究部にて映画製作を開始。 卒業後、鎌倉映画塾2期生を経て演出部として是枝裕和、西川美和、中島哲也、中村義洋など日本映画界を代表する映画監督のもとで数多くの作品の助監督を務める。2009年「僕らはあの空の下で」で劇場映画監督デビュー。その他、監督作として『ペンギン夫婦の作りかた』(2012年)、『ラブクラフト・ガール』(2013年)、『やるっきゃ騎士』(2015年)、WOWOWドラマ『予告犯』(2015年)などを手掛ける、新進気鋭の監督である。
  • ≪主な監督作品≫
  • 2009年「僕らはあの空の下で」(劇場映画)
  • 2012年「ペンギン夫婦の作りかた」(劇場映画)
  • 2013年「ラブクラフト・ガール」(劇場映画)
  • 2015年「予告犯」2・4・5話(WOWOWドラマ)
  • 2015年「やるっきゃ騎士」(劇場映画)
  • 2015年「となりの関くん」5・6話(TBS系深夜ドラマ)
  • 2016年「こえ恋」1・2・7・8・11・12話(テレビ東京深夜ドラマ)
  • 2017年「私の愛した家康さま」(メーテレスペシャルドラマ)

トップページ

はじめてのスタジオアリス

七五三情報誌 アニヴェルサ ANIVERSA 資料請求(無料)

スタジオアリス 撮影メニュー 資料請求(無料)

閉じる