ママのミカタPROJECT

その4
自然の中の「いつもと違う」が、
未来を育てる。

自然の中の「いつもと違う」が、未来を育てる。

公園で見つけた小さな虫に夢中になったり、落ち葉を拾って「これ、きれい!」とうれしそうに見せてくれたり。こどもと一緒に外へ出かけると、大人なら何気なく通り過ぎてしまうものが、こどもにとっては大発見になることがありますよね。一方で、毎日の家事や仕事に追われていると、「自然体験をさせてあげたいけれど、キャンプはちょっと大変そう……」と感じるママやパパもいるのではないでしょうか。今回は、長年アウトドアを通じて人と自然をつないできた「コールマン」を展開するニューウェルブランズ・ジャパンコールマン事業部の高橋さんに、こどもたちの自然体験についてお話をうかがいました。コールマンでは、長年支援している「グリーンカレッジ」や「Dance with Nature」で自然の中で学び成長する機会をつくっています。また、ブランドサイトの各コンテンツで自然体験の魅力を発信しています。近所の公園を散歩することも、親子で空を見上げることも、自然とつながる第一歩。こどもと一緒に自然を楽しみながら、未来にもつながっていくSDGsについて考えてみましょう。

「いつもと違う」が、こどもたちをたくましくする。

突然雨が降ったら「どうすれば濡れないかな?」と考える。初めて見る虫がいたら「これは何だろう?」と調べてみる。ひとりではできないことがあれば、家族や友だちに「手伝って」と声をかける。「自然の中には、教科書のように一つの正解が用意されているわけではありません。自然の中では予想外の出来事が次々に起こります。その中でこどもたちは、自ら考え、工夫し、周囲と協力しながら行動する力を身につけていきます」と語るのは、コールマン事業部の高橋さん。「グリーンカレッジ」では、大自然に触れながら、こどもたち自身が自然保護について考えるきっかけを提供。「Dance with Nature」でも、さまざまな自然体験を通じて、好奇心や冒険心を育む活動を行っています。いつもと少し違う環境に飛び込んでみる。その小さな冒険が、こどもたちの「やってみよう」という気持ちを育ててくれるのかもしれません。

知ることが大切にする気持ちにつながる。

SDGsには4番目の目標「質の高い教育をみんなに」や15番目の目標「陸の豊かさも守ろう」があります。ただ、小さなこどもに「地球環境を守ろう」「生物多様性について考えよう」と話しても、少し難しいかもしれません。そんなとき、入り口になるのが実際に自然に触れる体験です。「土や水、生きものに直接触れる体験は、好奇心や探究心を育み、自然への理解や感謝の気持ちを深める貴重な機会になると考えています」と高橋さん。草花を触ってみる。鳥の声に耳を澄ませてみる。木陰の涼しさに気づく。実際に見たり、触ったりすることで、自然は教科書や画面の向こう側にあるものではなく、「自分が暮らしている世界」になっていきます。好きなものだから、大切にしたくなる。楽しかった場所だから、きれいに残したくなる。自然を守る気持ちは、そんな身近な体験から育っていくものなのかもしれません。アウトドア活動を通じて、こどもの頃に感じた土の感触や森の匂い、家族と見上げた星空が、未来の自然を大切にする気持ちへつながっていくはずです。

キャンプじゃなくても大丈夫。自然はすぐそばにある。

とはいえ、小さなこどもを連れてキャンプへ出かけようと思うと、「道具をそろえないと」「テントを張れるかな」「ちゃんと準備できるかな」と、ハードルを感じてしまいますよね。コールマンでは、キャンプを始めたいけれど不安を感じている人に向けて、デジタルコンテンツ「きゃんさぽ!」を展開。キャンプに必要な心構えや道具の選び方、設営方法などを紹介して最初の一歩をサポートしています。さらに、高橋さんは「自然との触れ合いは、必ずしも本格的なキャンプである必要はありません」と語ります。公園で植物や虫を観察する。休日に家族で散歩する。それだけでも立派な自然体験です。もっと気軽に始めるなら、レジャーシートを一枚持って公園へ出かけてみるのもおすすめです。パッと広げれば、おやつやお弁当を食べたり、ごろんと寝転んだり、いつもの公園にも家族だけの小さな居場所が生まれます。日差しが気になる季節なら、サンシェードをプラスすれば、お昼寝や着替えにも使えるプライベートな空間になります。大切なのは、立派なアウトドア体験を用意することではなく、こどもと保護者が同じ景色を見て、同じ発見を共有すること。それが、親と子、そして自然をつなぐ大切な時間になります。

親が楽しむ姿が、こどもの笑顔につながっていく。

「『こどものために何かをしてあげなければ』と考えるのではなく、ご自身が楽しみ、リラックスする手段のひとつとして自然の中へ出かけてみてください。親が自然の中で楽しそうに過ごしている姿や笑顔は、きっとこどもにも伝わります」と高橋さんは語ります。キャンプでも、公園でも、近所のお散歩でも大丈夫。木々を眺めながら深呼吸したり、親子で「気持ちいいね」と笑い合ったりなど、自然の中で過ごす時間は、こどもだけでなく、毎日忙しく過ごす大人にとってもリフレッシュの時間になります。そして、子育てを家族だけで抱え込まないことも大切です。地域や企業、さまざまな団体が子育てに関わり、一緒に体験を共有できる場が広がることで「みんなで子育て」につながっていくはずです。自然の中では、年齢や立場を超えて同じ景色を見ることができます。親子だけでなく、友だちや地域の人たちと同じ体験をし、「楽しかったね」と共有する。その時間が、人と人をつなぎ、こどもたちをみんなで育てる社会にもつながっていきます。まずは気軽に、身近な自然に触れることから、無理なくSDGsを始めてみてください。


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