その8
知ってる?
日々の子育てをちょっとお得に!
【子育て支援パスポート事業】

子どもとの暮らしは、にぎやかで楽しいものであると同時に、何かとお金がかかるもの……。毎日の食材や日用品の買い物、休日の外食、お出かけ先の入場料など、「少しでも出費を抑えられたら嬉しい」と感じる場面は多いのではないでしょうか?そんな子育て世帯の日常をサポートしてくれる心強い味方が、「子育て支援パスポート事業」です。お住まいの自治体から交付されるパスポートを提示することで、協賛している店舗や施設でさまざまな優待サービスを受けられる仕組みになっています。
名前は聞いたことがあっても、具体的な中身についてはよく知らないという方もいるかもしれません。「どんなサービスが受けられるの?」「うちの子の年齢でも対象になる?」「どこで手に入れればいいの?」といった疑問を持つのは自然なこと。今回は、知っておくと日々の暮らしが少しお得になる、子育て支援パスポートの仕組みや賢い使い方について詳しく紐解いていきましょう。
この制度の大きな魅力は、地域の店舗や企業が「協賛店」として子育て世帯を応援してくれる点にあります。受けられるサービス内容は店舗によって異なりますが、大きく分けて3つ。
1つ目は、商品の割引や料金の優遇です。スーパーやドラッグストアでのお買い物が5%OFFになったり、飲食店の利用料金が割引になったり、出費がかさみがちな家族でのお出かけの時に役立ちます。
2つ目は、景品のプレゼントやポイントの優遇です。飲食店で子ども向けのドリンクやデザートが無料になる、お買い物の際にちょっとしたおもちゃがもらえるなどのほか、店舗のポイントが通常より多く付与される場合もあります。
そして3つ目は、子連れに優しいサービスの提供です。粉ミルク用のお湯の提供やベビーカーの貸出、キッズスペースの利用といった金銭的なメリットだけでなく、子連れでの外出を心理的にサポートしてくれるサービスもあります。
また、「地元の自治体が発行しているものだから、県外に旅行したときは使えない」と思っている方も少なくありませんが、実はこの事業は全国での相互利用が進んでいるんです!お住まいの地域で発行されたパスポートであっても、全国共通のロゴマークが掲示されている店舗であれば、旅行先や帰省先でも同じようにサービスを受けることができます。見知らぬ土地での食事や買い物の際にも、大きな安心感につながるのではないでしょうか。ただし、対象となる子どもの年齢や、サービスを受けられる条件は、利用する地域のルールが適用される場合があります。多くは18歳未満が対象ですが、自治体により異なりますので、事前に確認しておくとよりスムーズです。
この嬉しい制度は、対象年齢の子どもがいれば自動的にサービスを受けられるわけではありません。利用を始めるには、事前の準備が必要です。まずは、お住まいの市区町村のホームページなどで制度の詳細を確認してみましょう。地域ごとに独自の名称がついていることもあります。最近では、紙やカードのパスポートだけでなく、スマートフォンのアプリや画面提示で利用できるデジタルパスポートを導入する自治体が増えています。スマートフォンの画面を提示するだけで済むため、お財布の中でかさばらず、持ち忘れる心配もありません。窓口に足を運ぶことなく、WEB上で簡単に申請・取得できる地域も多いので、まずは確認してみることをおすすめします。
子育て支援パスポート事業は、単にお得な割引制度というだけでなく、社会全体で子育てを温かく見守り、応援しようという目的から生まれた公的な取り組みです。毎日のお買い物や、久しぶりの家族旅行など、日常のふとした場面でこの制度に触れることは、家計の助けになるだけでなく「地域に支えられている」という安心感にもつながります。「まだ手続きをしていなかった」「スマホに入れたまま使っていなかった」という方は、ぜひこの機会に、身近な協賛店を探すことから始めてみませんか。地域の優しい支援を上手に活用しながら、心にゆとりを持った子育てを進めていきましょう。
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