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振袖の読み方と意味・由来は?他の着物との使い方の違いも解説

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振袖は、成人式や卒業式などさまざまな場面で着用される未婚女性の第一礼装です。動くたびにひらひらと揺れる長い袖が特徴で、袖に「振り」があるため「振袖」と呼ばれます。振袖は「大振袖」「中振袖」「小振袖」に分けられますが、それぞれどのように読むのでしょうか。

そこでこの記事では、振袖ごとの読み方や振袖の由来、他の着物との違いなど振袖にまつわるあれこれを紹介します。振袖の疑問が解ける内容となっていますので、これから成人式を迎える方という方はぜひご一読ください。

「振袖」の読み方と意味

振袖は「ふりそで」と読み、その読み方の由来には振袖の特徴でもある長い袖が関係しています。振袖の元となった着物の袖は、長く作られるものではありませんでした。

振袖の袖が長く作られるようになったのには、さまざまな理由があります。ここでは、振袖が作られた由来や袖が長くなった理由を見てみましょう。

振袖(ふりそで)は未婚女性の第一礼装

振袖は、袖の袂(たもと)が長い和装です。「振袖」という名前は、袖を揺らすと長い袖がひらひらと揺れる様子に由来しています。新成人の式典である成人式や結婚式への参列、卒業式に袴と合わせるなどして着用する着物です。

若い未婚女性の第一礼装として着用されますが、10代後半で結婚した方でも成人式では振袖を着ることがあり、最近では未婚・既婚の制約は薄まっているといえるでしょう。また、近年は女性の社会進出により、20代後半から30代前半の女性でも振袖を着用することが増えています。

振袖の由来

振袖の元となる形は、飛鳥時代にはすでに誕生していたといわれていますが、現在の形に近づいたのは江戸時代に入ってからのようです。江戸時代初期から末期にかけて、若い女性の正装である着物の袖が徐々に長くなり、最終的には95cm~122cmほどになりました。

袖が長くなった理由としては「舞踏を習う際に身ぶりが美しく見えるようにした」「年ごろの娘を病から守る厄よけとして」などが挙げられます。

振袖の袖を振ることで感情を表現していた?

江戸時代は、女性から男性に思いを伝えることが「はしたないこと」とされていました。そのため、女性は振袖の長い袖を振って感情を表現していたのです。例えば、袖を左右に振って「好き」を、前後に振って「嫌い」という具合です。

現在でも使われる「振る」「振られる」という言葉は、振袖の袖を感情表現に使っていたことが由来ともいわれています。女性の第一礼装が結婚すると袖の短い留袖となるのは、男性に意思表示をする必要がなくなることが理由です。

振袖の袖を振ることには厄払いの意味も

振袖はその名の通り「袖を振る」ことに由来し、他の着物と比べて袖の長いことが特徴です。日本には、古くから振るしぐさに厄を払う、身を清める意味があり、成人式に振袖を着用するのには「お清めをする」という意味もあります。

振袖の種類と読み方

振袖は、袖の長さによって「大振袖」「中振袖」「小振袖」の3種類に分けられます。これら3種類の振袖は、袖の長さの違いだけでなく、それぞれにふさわしい着用シーンがあることが特徴です。ここでは、振袖それぞれの読み方や特徴、着用シーンを紹介します。

大振袖(おおふりそで)

大振袖は「おおふりそで」と読み、3種類の中で最も袖が長く「本振袖(ほんふりそで)」とも呼ばれます。袖の長さは約114cm前後で、着る人のふくらはぎほどの位置まであるのが特徴です。

また、振袖の中で最も格が高く、全面に柄を配置した絵羽模様で五つ紋のものが正式とされています。主に花嫁衣装として着られますが、近年では、成人式に大振袖を着用する場合も増えてきました。

中振袖(ちゅうふりそで)

中振袖は「ちゅうふりそで」と読み、袖の長さは110cm前後あります。大振袖の次に格の高い礼装で、袖の長さは膝の辺りほどです。

成人式や結婚式への参列など、大振袖と同じように正式な儀式や式典の場で着用されます。以前は成人式の振袖には中振袖を着用することが大半でしたが、近年は背の高い女性が増えたことから大振袖も着られるようになりました。

小振袖(こふりそで)

小振袖は「こふりそで」と読みます。振袖の中でも最も袖が短く、袖の長さは約85cm前後です。身長の半分ほどの袖の長さで、ちょっとしたお出かけなど気軽に振袖を着たいときに使われます。

短い袖丈がかわいらしい印象で、堅苦しさのない雰囲気が楽しめるのも魅力です。お茶会やパーティーに参加するときだけでなく、卒業式に袴と合わせて着用されます。

振袖を着るシーンのひとつ「成人式」の由来とは

振袖を着る機会のひとつとして、成人式があります。現代の成人式は、大人社会への仲間入りをお祝いする行事として定着していますが、もともとの意味合いは少し異なるものでした。

ここからは、成人式の由来となる昔の儀式や祭り、また現在の成人の日が制定された経緯を紹介します。

奈良時代以降の「元服」の儀式に由来

成人式は、奈良時代以降に数え年で12歳〜16歳の男子が行った「元服(げんぷく)」という儀式が由来だといわれています。この儀式では髪を大人の髪形に結い、服装も大人のものへと改め、幼名から新しい名前に替えたそうです。

女子の場合は、12歳~16歳に「裳(も)」という腰から下にまとう衣服を身に着ける「裳着(もぎ)」の儀式が執り行われました。同時に髪を結い上げる髪上げも行われ、子どもの髪形から大人の髪形へと変え、成長をお祝いしたそうです。

ルーツは埼玉県の「青年祭」

成人式が20歳で実施されるようになったのは、実は戦後のことです。その発祥は昭和21年(1946年)、埼玉県蕨(わらび)市で開かれた「青年祭」といわれています。

敗戦による混乱と虚脱感で明日への希望が見えずにいた中、地元の青年団が中心となり、若者たちを勇気づけて励まそうと青年祭を企画しました。その催しの幕開けとして開かれたのが「成年式」です。

全国に先駆けて行われたこの催しは国や県からも関心が寄せられ、後に国民の祝日として「成人の日」が制定されました。これがきっかけとなり、全国各地で新成人を祝うようになったそうです。

成人の日は1月の第2月曜日

成人の日は昭和23年(1948年)に施行された「国民の祝日に関する法律(祝日法)」により、1月15日に定められ、毎年この日に成人式が開かれていました。

しかし、一部の祝日を月曜に移動させて土日と連休にする「ハッピーマンデー制度」導入に伴い、2000年(平成12年)より1月の第2月曜に変更されます。

なお、「成人の日」は1月の第2月曜に変更になりましたが、成人式を開催する日は各自治体によって変わるため確認が必要です。例えば、雪の多い地域では冬の時期を避けて、8月に開催するケースもあります。

成人式の日程は出席する自治体のホームページなどで調べられるため、忘れずにチェックしておきましょう。

成人式の服装は振袖が人気

成人式の服装は、スーツやフォーマルなワンピースなどもありますが、やはり華やかな振袖を選ぶ方が多いようです。振袖を準備する方法はレンタルする方が最も多く、続いて購入する、親族から譲り受けるケースと続きます。

振袖レンタルは、そのときのトレンドや最新の振袖が選べること、購入に比べメンテナンスの手間やコストがかからないことがメリットです。一方の購入は、自分に合うサイズで仕立てられること、好きなときに何度も着られることがメリットといえます。

式典のおおまかな流れ

成人式の一般的な流れは以下の通りです。

(1)実行員などによる開式宣言
(2)各自治体の首長(市長や区長など)によるお祝いの言葉・式辞
(3)各都道府県議会議員など来賓による祝辞
(4)新成人代表者のスピーチ・成人の誓い
(5)閉式

このような流れが定番ですが、これに加えて講演会や地元の中高生による吹奏楽部の演奏や、ビンゴ大会などが催される自治体もあるようです。

成人式で着る振袖は思う存分おしゃれを楽しもう

成人式で着用する振袖は、自分の個性を表現して自由におしゃれを楽しめることがメリットです。ここからは、成人式の振袖選びの参考になる振袖の柄の特徴や、スタイリングをチェックしていきましょう。

なお、ここで紹介する振袖は、スタジオアリスの「ふりホ」の振袖ラインアップからピックアップしています。

成人式で着る振袖コーディネートは自由さが魅力

振袖を着用するシーンは、成人式や結婚式への出席、式典パーティーなどさまざまあります。ご友人やご親族の結婚式に振袖で出席する場合は、主催者である新郎新婦に失礼がないように、礼装としてのマナーを守ることが大切です。

例えば、花嫁の衣装より華美な振袖は避ける、ご親族が着用する黒色は避けるなどが挙げられます。しかし、成人式の場合は新成人が主役です。自分の好きなデザインを選び、自由なコーディネートが可能です。

正統派で伝統的な古典柄振袖

古典柄は、松や竹、梅などの草木や花、鳥やチョウ、扇などを描いた伝統的な雰囲気が魅力の柄です。大きなモチーフが描かれることは比較的少なく、小さめの模様をちりばめたものが多くあります。

画像の振袖は、清らかなイメージのある白地に赤みがかった茶色で御簾(みす)や花を描き、華やかながらも落ち着いた雰囲気が引き立つデザインが特徴です。帯や帯小物に華やかな色使いを添えることで、全体的に華のある印象に仕上がるでしょう。

現代風アレンジがポイントの新古典柄振袖

新古典柄とは、昔ながらの古典柄とは異なり、現代風の絵柄に古典柄を組み合わせた柄を指します。柄の組み合わせだけでなく、袖のみに柄を付けたものや柄の付け方に工夫があるものなど、多くのデザインがあります。

画像の振袖は、上部の白色、下部の赤色のグラデーションが印象的。色とりどりの花をちりばめ、華やかで可憐(かれん)な雰囲気を醸し出しています。

金糸を使った明るく華やかな帯を組み合わせると、成人式らしいお祝いの雰囲気が出せ、帯揚げや帯締めをピンクで揃えるとかわいらしく仕上がるでしょう。

個性をたっぷりアピールできるモダン柄

モダン柄は、幾何学模様や市松模様など現代的なモチーフを配置し、前進的な配色を施した柄です。ユリやバラ、チューリップなどの洋花や、ストライプ模様を使ったデザインなど、さまざまです。

画像の振袖は、えんじに近い赤色の下地に大きな牡丹(ぼたん)やダリア、紅葉、竹などを大胆な色使いで配置した個性的なモダン柄です。

合わせる帯は、振袖に使われている色を取り入れると統一感が出ます。帯揚げには、ポイントとなる鮮やかなブルーを添えると個性豊かに仕上がるでしょう。

モードな魅力が引き立つモノトーン振袖

モノトーンの振袖は、モードでかっこいい雰囲気を演出できます。一般的な振袖は古典柄やモダン柄など色使いともに華やかですが、黒と白の濃淡で絵柄を表現したモノトーン柄は、他とは異なる個性的な着こなしが可能です。

画像の振袖は、黒地に白やグレーで描かれた花模様がシックな雰囲気を醸し出します。花の模様に所々効かせた金色が、程よく華やかさもアピールしてくれるでしょう。

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まとめ

振袖の読み方は「ふりそで」です。その名称には長い袖が関わっています。振袖の袖が長い理由として、女性が男性に意思表示をするのに、言葉ではなく袖を振って答えていたためということが挙げられます。また、成人式に振袖を着用するのには「お清めをする」という意味もあるようです。

振袖を着用する代表的な機会としては、成人式があります。未婚女性の第一礼装である振袖は、袖の長さによって3種類に分けられ、ふさわしい着用シーンが異なることも特徴です。成人式では、大振袖や中振袖を着用する方が多い傾向です。

成人式に振袖を着用する際は、スタジオアリスの「ふりホ」がおすすめです。さまざまなテーマに分けて多彩な振袖が揃っているので、自分にぴったりの振袖を見つけられるでしょう。

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