ママのミカタPROJECT

その15
「おもちゃはどっち?」

「おもちゃはどっち?」

記憶力を遊びで育成!「どっち遊び」の基本とコツ

「子ども遊び大百科 その12」でご紹介したように、赤ちゃんの記憶力はだんだんしっかりしてきます。「いないいないばあ」も記憶力を利用した遊びでしたね。生後7カ月ほど経ち、いないいないばあにも十分反応するようになったら、記憶遊びのレベルアップ版「おもちゃはどっち?」に挑戦!これも定番の遊びですが、赤ちゃんにルールを伝えるためのちょっとしたコツがあるんです。

おもちゃをママの手のひらに乗せ、赤ちゃんに見せます。このとき、持っていないほうの手のひらも開いて両手を並べておきます。「○○ちゃんが大好きなおもちゃだねー」と声を掛けたら、そのままおもちゃを握りこみ、手の甲が上に来るように腕を返します。赤ちゃんに「あれ?おもちゃ、どっちだ?」と尋ねましょう。初めのうちは、おもちゃの存在に気付くよう、指の間から少し見えるように握っておくのがポイント。不思議そうな表情をしていたら、はみだしたおもちゃの一部を見せて「これはなにかな?」と問いかけます。赤ちゃんは「この中にあるんでしょ!」と気付いて手を伸ばすので、「あったね!すごい!」とたくさんほめてあげましょう。

いないいないばあと比べて、「自分でえらぶ」というゲーム要素がプラスされたこの遊び。「おもちゃがあるほうを選ぶと楽しいことがある!」というルールが伝わるまでは、しっかり見せてゆっくり隠すように心掛けましょう。慣れてきたら、さっと隠したり、見えないように隠したり、反対側の手に隠したりして反応を見ます。赤ちゃんの記憶力はまだまだ発展途上。楽しみながら少しずつレベルアップしていけるといいですね!

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