成人の日とは?由来や成人年齢が18歳になって変わったこと
2024年の成人の日は1月8日、2025年は1月13日です。成人の日に関連したイベントへの出席を予定している方もいるのでは。そこで今回は、成人の日とはそもそも何なのか、由来や意義を特集します。
成人年齢が18歳に引き下げられたことによる戸惑いや不安もあるかもしれません。成人の日や成人式の意義を理解することで、心の準備もできるでしょう。後半では、とっておきの記念写真を撮るためのアイデアも紹介します。
成人の日とは?成人式との違い
20歳が近づき、「いよいよ成人式だ」と胸をふくらませている方も多いのではないでしょうか。多くの地域では、「成人の日」にイベントが開催されます。ところが近年、「成人式」という名称が使われていないことも多いため、戸惑う方も少なくありません。
ここでは「成人の日」と「成人式」、それぞれの意味を解説します。
成人の日とは
「成人の日」とは、「国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)」に定められている国民の祝日のひとつです。国民の祝日は日本国民全体で「祝い、感謝し、記念する日」とされ、原則として休日になります。
国民の祝日にはそれぞれに祝日である意義が定められており、「成人の日」の意義は「大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝いはげます」というものです。
成人になることには、新たな権利や責任も伴います。その喜びや重みを、成人を迎える若者と周りで支える方々とでかみしめる大切な日といえるでしょう。
成人式との違い
多くの自治体では、長らく成人の日に成人式を執り行ってきました。成人式は、地方自治体が成人を迎える若者の門出を祝う目的で企画するイベントの名称です。
20歳が成人年齢であったころは、その年度内に20歳を迎える若者を招待し、講演会を開いたり記念品を贈ったりしていました。2022年の民法改正により、成人年齢は18歳に引き下げられており、それに伴う対応は各自治体に委ねられています。
多くの自治体では20歳でのイベントとして続けていますが、イベント名を「成人式」から変更するケースも増えています。
成人式で振袖を着る理由
振袖は未婚女性が身につける和装の中で、最も格式の高い第一礼装とされています。成人の祝いという一生に一度の大切な節目に、ふさわしい衣装といえるでしょう。
振袖には「袖を振る」ことで厄をはらう力があったともいわれています。古典的な着物の柄には、健康や長寿、子孫繁栄などの意味合いもあり、「一人前の大人として、幸福な人生を歩んでほしい」という願いが込められています。
成人の日が制定された由来
成人式も成人の日も、第2次世界大戦後、日本全体が敗戦から立ち上がろうとしている時期に始まりました。
ここでは成人式や成人の日がどのように始まり、今の形に定着してきたのか、深掘りします。それぞれの由来や変遷を知ると、成人式の出席に向けた心構えもできるでしょう。
男性は元服、女性は裳着が原型
「成人の日」は、日本の古い儀式である「元服(げんぷく)」や「裳着(もぎ)」に代わるものとして設けられました。
元服とは、男の子を一人前の大人として認める儀式のことです。元服の年齢は11歳~20歳と幅がありました。成年の象徴である冠をかぶり、髪形や服装も改めます。
裳着は、結婚前の12歳~16歳くらいの女の子が行う成人儀礼です。成人した印として初めて裳を着け、髪も垂れ髪から結い髪に改めました。
「成人の日」の制定前に始まった成人式
「成人の日」が初めて制定されたのは1948年です。
第2次世界大戦後、日本は貧しさの中にありました。若者たちに大人としての自覚をもってもらい、「貧しさに負けず、国を支える人材として成長してもらいたい」という政府の考えにより、「成人の日」が制定されたというわけです。
興味深いことに、日本初の成人式は「成人の日」が制定されるよりも前、1946年11月22日に執り行われました。
敗戦による苦しい時代にあっても、次代を担う若者には明るい希望をもってほしいという願いから、埼玉県北足立郡蕨町(わらびまち※現:蕨市)が実施した「青年祭」というイベントです。このイベントが、成人の日の制定に大きく影響を与えたといわれています。
成人の日が1月15日に決まった理由
埼玉県北足立郡蕨町で、日本初の成人式が執り行われたのは11月22日です。しかし、政府は11月22日ではなく、1月15日を「成人の日」としました。これには成人の日の原型とされる元服の祝い日が関係しています。
昔日本では数え年といって、新年を迎えるごとに1歳加えるという年齢の数え方をしていました。新年を迎えると1歳成長したということで、元服を1月に執り行うケースが多かったことから、成人の日も1月とされたのです。
公家や宮中では1月5日までの間、武家では1月11日に元服を祝うのが一般的でした。しかし、「国民の休日」であるため公家や武家の行った日を避け、小正月である1月15日にしたとされています。
ハッピーマンデー制度による変更
成人の日は長らく1月15日とされていましたが、2000年以降、1月の第2月曜日に変更されました。
これは1998年に制定された「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律」による変更で、ハッピーマンデー制度と呼ばれています。祝日と週休2日制をつなげて連休を増やし、観光業や運輸業などを活性化するのが目的です。
2024年の成人の日は1月8日、2025年は1月13日です。成人の日は毎年日付が異なるため、準備を始める前に確認しておきましょう。
地域によって異なる成人式
成人の日は国民の祝日として定められているものであるため、全国どこも同じ日です。一方、成人式は地方自治体によるイベントであり、日付も内容もそれぞれの自治体に委ねられています。
雪深い寒冷地では、1月を避けたスケジュールが一般的です。多くの若者が進学や就職で地元を離れているような地域では、帰省しやすい3月や夏休みのシーズンなどに成人式を企画しています。
地元のテーマパークなど人気スポットを成人式会場としている自治体もあるなど、地方色も豊かです。
成人年齢が18歳になって成人の日はどう変わる?
日本では、長年20歳が成人年齢であったため、成人式も20歳の方が出席する行事として定着していました。
しかし、2022年の民法改正により成人年齢は18歳に引き下げられ、それに伴う変化も見られています。18歳、または20歳を目前に控える中「どうなるのだろう……」と戸惑っている方がいるかもしれません。
ここでは成人年齢の引き下げにより生じる、3つの疑問の答えを解説します。
成人式はなくなるの?
成人式は自治体主催のイベント。そのため、成人式をどうするかは各自治体が決めることです。少数ながら、新たな成人年齢を適用し、成人式を18歳で祝う自治体もあります。
多くの自治体は20歳でのお祝いを続行することにしていますが、成人年齢ではないため、「成人式」というイベント名を変更するケースも増えています。
代わりに「20歳のつどい」「二十歳(はたち)の市民を祝うつどい」「成人の日記念行事」といったイベント名が用いられています。
成人式や成人式に代わるイベントは、成人の日だけでなく夏休みやゴールデンウィークなどにも開催されることもあるため、確認が必要です。
記念写真撮影は何歳でする?
記念撮影は18歳にするか、20歳にするか、迷っているという方も少なくありません。
20歳の年には地元で「20歳のつどい」などの記念式典が開催されることが多く、それに合わせて振袖を準備する場合には、20歳での記念写真撮影は自然な流れといえるでしょう。
一方、高校を卒業したあと、進学や就職で実家を離れる方にとって、18歳は人生の大きな節目といえます。さまざまな事情から「20歳のつどい」などに出席できないケースもあるでしょう。
18歳の新たな旅立ちを機に記念写真撮影をしておけば、成人という節目を大切な思い出として残せます。
成人年齢が18歳になったことによる変化は?
成人年齢が20歳だったころは、20歳になると同時に「できること」が増えて、新たなチャレンジを楽しむ方が多く見られました。
成人年齢が18歳に引き下げられた際、「できること」のすべてが18歳にスライドしたわけではありません。18歳で成人を迎える方は、「できること」と「できないこと」をしっかりと理解しておきましょう。
【18歳でできること&できないこと】
結婚 | できる | アパートの契約 | できる |
飲酒 | できない | 性別取扱いの変更審判 | できる |
喫煙 | できない | 10年パスポートの申請 | できる |
ギャンブル | できない | 国籍の変更 | できる |
クレジットカードの作成 | できる | 選挙 | できる |
携帯電話の契約 | できる | 普通自動車免許証の取得 | できる |
※2023年4月現在の情報です。
成人の日には記念写真を撮影しよう!思い出をステキに残すアイデア
成人という節目には、正装で記念写真撮影を行うのが定番です。女性の場合には、振袖姿が最も多く見られます。
振袖は特別な衣装です。さまざまな事情から成人の日の式典に出席できない方でも、前撮り撮影をして記念として残しておくと、一生の思い出になるでしょう。ここでは振袖姿に特別感を添える、記念写真の撮影アイデアを紹介します。
振袖姿はひとりでも!友達と一緒でも!
幼いころの記念写真は、周囲の大人の方が、準備や予約などのすべてをセッティングしてくれたことでしょう。成人の節目となる写真は、自分で、自分好みの記念写真をアレンジできます。背景やシーンにこだわることで、自分らしい写真になるでしょう。
複数人での記念写真もおすすめです。ポーズを揃えた友人との写真、仲良しグループ全員でのにぎやかな写真、成人記念のカップル写真など、大切な人と一緒に撮影する写真は、貴重な思い出の1ページになります。
なつかしいアイテムが思い出を彩る
なつかしいアイテムを使った記念写真は、ストーリー性のある個性的な仕上がりになります。
例えば、お気に入りのぬいぐるみ、大好きな楽器、頑張った部活の道具、成人記念にいただいたプレゼントや花束などは、成人の記念写真にマッチするアイテムです。見るたびに思い出がよみがえる、そんな特別な写真になることでしょう。
家族写真は一生の宝ものに
家族で記念写真撮影をする機会は、大きくなるにつれて減ってしまいます。進学や就職などで実家を離れてしまうとなおさらです。
新たな門出を迎えた18歳での成人式や、「20歳のつどい」などに出席するために帰省したタイミングを逃してしまえば、次のチャンスはいつ来るか分かりません。
振袖姿と一緒にご家族との写真も残しておけば、家族の歴史を刻む貴重な1枚になるでしょう。
振袖姿はスタジオアリスの「ふりホ」にお任せ!
振袖姿は、人生の大きな節目にぜひとも記念写真として残しておきたいものです。これまで見守ってくれた方や感謝したい方に、成長した姿をお披露目できる貴重なチャンスでもあります。
成人記念の振袖姿には、スタジオアリスの「ふりホ」をぜひご利用ください。「ふりホ」の振袖レンタルは、前撮り撮影以降、成人式まで何度でも着用できるお得なプランです。
『ふりホ』安心の一律価格が好評!セット内容も充実◎
スタジオアリスの「ふりホ」は、成人式で着用できる振袖レンタルと前撮り撮影がセットで99,800円(税込109,780円)という、お得な定額パックです。
前撮り撮影では、着付けもヘアセットもスタジオアリスにお任せいただけます。撮影後、振袖をお持ち帰りください。成人式が済むまで何度でも着用可能です。振袖には着付けに必要な小物10点も付いているため、別に購入する必要はありません。
成人式での着用が終わったら、そのままご返却ください。クリーニングは不要です。
『ふりホとは(商品・料金)』ふりホInstagramで情報収集もバッチリ!
18歳、または20歳の年には、成人を記念する地元のイベントが開催されます。一生に一度のことであるため、「どんな振袖がいい?」「前撮りのタイミングは?」など、さまざまな疑問がわいてくるものです。
思い出に残る1日にするためには、情報収集が欠かせません。そこでおすすめなのが、スタジオアリスの「ふりホ」公式インスタグラムアカウント。
色やデザインなど振袖に関する情報、前撮り撮影や成人記念イベント当日の動きなど、お役立ち情報を発信しています。十分吟味しながら、自分にぴったりの振袖を見つけてください。
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ふりホの疑問3|振袖だけの価格なの?
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ふりホの疑問4|たくさんの中からどうやって選べばいいの?
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ふりホの疑問5|いつ予約したらいい?早く予約しなくて大丈夫?
人生の大きな節目である成人式の振袖を何年も前に予約するのは早すぎませんか?好みも変わるし不安がいっぱい・・・
そんな声から生まれた「ふりホ」なら振袖選びは急がなくてもOK!
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※1~2年前のご予約からお受けしています。
まとめ
成人の日は、大人になった方を祝い励ます目的で制定された国民の祝日です。成人の日に合わせて、成人式をはじめとする記念のイベントを開催する自治体も少なくありません。
成人記念の振袖姿はスタジオアリスにすべてお任せください。前撮り撮影と成人式用の振袖レンタルがセットになった、お得なプランです。約1,500種類以上の振袖の中から、自分にぴったりの1枚を見つけられます。
振袖選びもご予約も、スマホで手軽にできて簡単です。実際に見て決めたいという方は、ぜひ振袖レンタルのご予約&ご相談会にお越しください。
『ふりホ 成人式振袖レンタルのご予約&ご相談会』