その5
【クリスマス】
クリスマスツリーを飾ろう！
キリスト誕生以前とも言われる、クリスマスツリーの起源。
11月に入り、街にクリスマスムードが高まってくる頃。ぜひご家庭でもクリスマスツリーを飾って楽しんでみましょう。クリスマスツリーの起源には諸説ありますが、１年で最も日が短い冬至に、かつて北欧で太陽の再生を願うために行われたお祭りで、樫の木を飾って飲食を楽しんだ風習に由来するとも言われています。その後広まったキリスト教のイエス・キリストの誕生を祝う祭事と合わさり、キリスト教の「父と子と精霊」の三位一体という考え方と、三角形に伸びるモミの木を重ね合わせて、装飾するようになったと考えられています。
飾り一つひとつに、願いを込めて。
クリスマスツリーは装飾等に込められた願いを知るともっと楽しく、思い出深く感じられそうです。モミの木は冬でも青々とした常緑樹であることから「永遠の生命」の象徴とも言われています。頂点の星はイエスキリストの誕生時に輝いた「希望の星」、キラキラした球はエデンの園になった「知恵の実」、イルミネーションは「きらめく星々」等を表しているのだそうです。飾りに込められた意味を知ると、昔から人々が何を願い、何に感謝してこの日を迎えてきたのか、その片鱗に触れることができます。今年のクリスマスは、装飾の一つひとつに想いを託しながら、ぜひご家庭でクリスマスツリーを飾ってみてください。
