ママのミカタPROJECT

その8
【ひな祭り】
家族の想いが詰まったひな祭り

【ひな祭り】家族の想いが詰まったひな祭り

節句行事と結びついた、女の子の人形遊びが由来とも。

3月3日は桃の節句、ひな祭りです。この日は「上巳の節句」と言われ、1月7日、5月5日、7月7日、9月9日と並んで、もともとは邪気が入り込みやすい日と考えられてきました。実際、季節の変わり目の体調を崩しやすい時期と重なることから、1月の七草粥をはじめ、伝統行事として栄養価の高い料理を食べる等の風習が今日まで継承されています。ひな祭りの起源には諸説ありますが、こうした節句行事と、平安時代に貴族の子どもたちの間に流行した人形遊びが結びついて、現在のようなひな祭りとして広がったとも考えられています。

装飾や料理、一つひとつに願いを託して。

ひな人形は、女の子の身代わりとなって災いを受け止めてくれる存在と言われ、母方の両親から贈られる習慣が各地にあるようです。料理にはさまざまな意味や願いが込められており、蛤のお吸い物は、蛤は対になっている貝殻以外とはぴったりと合わないため、女の子が結婚して一生を添い遂げる意味があります。菱餅は菱形のお餅で心臓を表し、緑に健康、白に清浄、ピンクに魔除け等の願いを託しているとも言われています。桃、緑、黄、白の4色のひなあられは春夏秋冬を表し、1年を通じて健やかに育ってほしいという想いがあるようです。子どもの健やかな成長を願う親の気持ちはいつの時代も変わらないのですね。今年のひな祭りは、女の子を囲んで、ひな人形とごちそうと一緒に笑顔いっぱいの時間をお過ごしください。

装飾や料理、一つひとつに願いを託して。
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