ママのミカタPROJECT

その3
「生後10カ月から!いっしょに指差し読み」

生後10カ月から!いっしょに指差し読み

指差し時期の赤ちゃんといっしょに「タッチ!」でコミュニケーション

個人差はありますが、赤ちゃんは生後10カ月くらいから、言葉が出てくる1歳半ごろまで「指差し」を行います。これは周りにあるものを認識し、興味を持ち始めたサイン。月齢が上がるにつれ、指差ししながらママの共感を求めるようになったり、「あれとって」という要求を示したりと、言葉の代わりに使いこなします。
今回はこの「指差し」を使って、赤ちゃんと一緒に絵本でコミュニケーションを取ってみましょう。

ママは絵本を開いて読み聞かせをしながら、そのページで注目したいものや人を指差します。

たとえば…
▶「りんご、おいしいね」と文を読みながら、見開きの中のりんごを人差し指でトンと軽くタッチ!
▶「おさかな、どこかな?」という文だったら、しばらく一緒に探しながら、おさかなをタッチ!
▶「ぐるぐる」「ぽこぽこ」といった様子を表す言葉は、そのイメージと合う部分をタッチ!

赤ちゃんが自分から何かを指差したときは「りんごだね!赤くて丸いね」などと名前を伝えながらリアクションしてあげましょう。絵本では興味を持ったものに直接タッチすることができるので、赤ちゃんが何を見ているのかママにも分かりやすいですね。

こうして「読んで指差し」を繰り返すことで、ママと赤ちゃんが同じものを見て楽しむ時間が生まれます。また、赤ちゃんが目の前のものと言葉を結び付け、発話につなげる練習にもなりますよ。
「指差し」で読み聞かせを行うときのポイントは、色や形がはっきりした絵本を選ぶこと。赤ちゃんが分かりやすい線や色使いのもので楽しみましょう。

自分で使える言葉が増え、絵本のストーリーが理解できるようになる2~3歳ごろになれば、見開き全体に描かれている世界を自分で楽しめるようになってきます。ここで無理に指差しを続けると、かえって想像力や集中力をじゃましてしまう恐れも。「赤ちゃんの指差し時期」のコミュニケーションの一環として楽しんでくださいね。

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