ママのミカタPROJECT

その8
「ノーリアクションにはこう応える!」

ノーリアクションにはこう応える!

反応が薄い…もしかしたらこんな理由かも?

「はじめての読み聞かせ その7」では子どものリアクションに応える方法をご紹介しました。
今回考えたいのはその逆、「まったくリアクションがない…!」というシチュエーションです。

明らかに嫌がったり他の遊びをし始めたりした際は、もちろん無理に続けるべきではありません。
困ってしまうのは「嫌がってはいないけど、絵本を見ていない気がする」「楽しい場面なのに反応が薄い」というような状況…。
これ、続けるべき?聞いてないのかな?無駄かも?と不安になってしまいますよね。
そんな「ノーリアクション」、実はこんな理由があるのかもしれません。

<ママの声が聞こえるだけで安心しているのかも>
ママの近くで、ママの話す声が聞こえる…それだけで子どもはリラックスして、じゅうぶん幸せなひとときを過ごせます。
まだストーリーが追えない1~2歳のころは特に「ママと一緒の安心感」が読み聞かせの本髄ともいえます。
絵本をじっと見ていなくても、嫌がらずにいるのなら、それは子どもにとって大切な時間になっています。
ママが読んでいて楽しければ、「聞いていなさそう、無駄なのかな」といった心配は無用。
ママの思うように読んで、安心する声をたっぷり聞かせてあげてください。

<視力に合った絵本が他にあるのかも>
生後間もない赤ちゃんの視力は0.1未満。目の焦点が合うのは生後4カ月ごろから、視力が1.0程度になるのは一般的に3~4歳ごろです。
1歳ごろの子どもは、赤・黄・青・緑といった鮮やかな色はよく見えますが、繊細な色合いのものや輪郭がぼやけているものは認識しにくいのです。
手持ちの絵本が複雑な色使いのものだったら、はっきりとした色合いの絵本を加えることで新たな興味を引き出すことができるかもしれませんよ。

無反応=絵本に興味がない、とは限りません。
ましてや「上手く読み聞かせできてないのかも…」と悩む必要もナシ!
「読み聞かせはコミュニケーションの一つ」ということを忘れずに、一緒に過ごす時間を楽しんでくださいね。

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