ママのミカタPROJECT

その9
「しかけ絵本は「できる!」に合わせて」

しかけ絵本は「できる!」に合わせて

言葉とともにさまざまな経験ができる「しかけ絵本」の選びかた

おうちの中で子どもと一緒に過ごす時間が増えた、というママも多いのではないでしょうか。普段と生活スタイルが変わると、知らず知らずのうちに心が疲れてしまいがちです。自宅にいてもいろいろな体験ができたり、想像をふくらませたりできるのが絵本の良いところ。一日のリラックスタイムやお楽しみタイムとして、親子で絵本を開いてみてくださいね。

今回はちょっと特殊な「しかけ絵本」の楽しみ方に迫ります!

ページを大きく開くと立体的に飛び出したり、穴が開いていて触って楽しむことができたり…
しかけ絵本は大人でもつい夢中になってしまいますよね。せっかく一緒に楽しむなら、赤ちゃんの成長に合わせて絵本を選んであげたいもの。そこで今回は、赤ちゃんの「できる!」に合わせたしかけ絵本の読みかたをご紹介します!

<生後4カ月ごろ~:さわる・つかむ絵本>
手の力が付いてくるのは生後4カ月ごろから。
自分の意志で手を伸ばしてものを触ったり、軽いものなら持ち上げたりすることができるようになります。この時期はやわらかい布でできた絵本、手のひら全体でつかめるマスコットが付いた絵本などがオススメ。「ふわふわ」「ぐるぐる」「かしゃかしゃ」など、様子や音を表す言葉を一緒に聞かせてあげてくださいね。

<生後10カ月ごろ~:指先でつまむ・うごかす絵本>
親指と人差し指の先で「つまむ」ことができるようになるのは生後10カ月から1歳ごろにかけて。
つまみを引いたり、カードをめくったりすると絵柄が変わるなど、小さなしかけが詰まった絵本を楽しめるようになります。少しずつ単語が分かってくる時期でもあるので、かんたんなストーリーの書かれた絵本を選ぶのもポイント!お話と感触を同時に味わえる時間を作りましょう。

<飛び出す絵本は「壊れてもOK」の気持ちで!>
しかけ絵本の代表といえば「飛び出す絵本」!
見た目のインパクトとともに、ママの声で繰り広げられるストーリーも印象に残りやすいと言われています。ただし、気になるものには手を伸ばしたくなる、触りたくなる…それが赤ちゃんというもの。手や指先の力の加減ができるようになるのは1歳半ごろからで、それまでは「そっと触る」ことができません。飛び出す絵本は対象年齢を確認し、「触って壊れても気にしない!」という気持ちで選びましょう。繊細で大切にしたい絵本は「ママだけのお楽しみ」として大事にとっておき、一緒に読める年齢になるのを待つのも楽しみ方の一つです!

成長に合わせたしかけ絵本で、おうち時間を豊かに過ごしてみてくださいね。

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