ママのミカタPROJECT

その63
冷蔵庫の節電は壁から離してラク!

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努力の積み重ねより、まずは環境を整える!

公共料金や食材等の値上げが続いています。消費エネルギー庁の統計によれば、家庭での家電製品の一日当たりの電力消費割合は、約30%がエアコン、次いで冷蔵庫が約15%、給湯が約13%となっています。今回は24時間365日稼働している冷蔵庫の省エネのコツをご紹介します。一般的にも知られている、ドアの開閉を減らしたり、扉をすぐに閉めたりする行為は確かに節約につながりますが、消費者庁の試算によれば、それぞれ年間約320円、約190円と、努力の割には効果が小さいようです。一方、無理なく節約につなげるコツは、冷蔵庫が置かれている環境や設定等を整えること。例えば、機種にもよりますが、上と両側が壁に接している状態から片側だけ接している状態に位置を変えると年間約1,400円の節約。庫内は、ものを詰め見過ぎないようすると年間約1,360円の節約になります。また、設定温度が夏の「強」のままになっていませんか。それを「中」に変えると、さらに年間約1,910円、出費を抑えられますよ。ドアの開閉等、一瞬の努力を積み重ねるより、庫外は熱が逃げやすく、庫内は冷気が循環しやすく環境や設定を変えた方が無理なく節約につながります。冷蔵庫は、熱が通りやすい環境を整えてラクに節約してみてください。

※参考:消費エネルギー庁「省エネポータルサイト」

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