遺影写真撮影は生前に撮るのが◎
スタジオ選びなどのポイントを解説

生前に遺影写真を決めたり、お葬式のないタイミングで喪服を買ったり、死後に関連することは縁起が悪いとして避けられていました。近年では、最後まで自分らしい生き方をするために終活を行う方が増加しています。身の回りの契約情報をまとめたり、葬儀や参列者の希望などをエンディングノートに残したりするだけでなく、遺影写真を生前に選んだり、写真スタジオで撮影したりするという方も少なくありません。

遺影写真撮影を生前に行うメリットにはどのような点があるのでしょうか。また、ご自身の意思に沿い葬儀にふさわしい遺影を選ぶには、どういったポイントに注意すればよいのでしょうか。

今回は、生前の遺影写真撮影に関わるさまざまな情報をまとめました。写真スタジオでの撮影料金相場や、よい写真スタジオの選び方、スタジオアリスがご提供する遺影写真撮影の魅力についても解説しますので、ぜひチェックしてください。

昔は生きているうちに遺影写真を選ぶという行為は、「縁起が悪い」としてタブーでした。
しかし時代の流れとともに「残される家族の負担を軽減させたい」「気に入った写真を葬儀に使ってほしい」などの理由から、終活の一環として手持ちの写真から遺影写真を選んだり、写真スタジオなどで遺影写真を撮影したりする方が徐々に増えています。

死後のことは確認できませんが、遺影は遺族や知人、そしてまだ見ぬ子孫にもご自身のイメージを伝えるための重要なツールです。満足できる1枚を撮影できれば、葬儀はもちろん、その後何十年にもわたり遺族や知人の記憶にしっかりと残るでしょう。

遺影写真を生前に撮影するメリットは大きく3つです。お手持ちの写真のなかから選ぶのももちろんよいですが、写真スタジオでプロに遺影専用の撮影をしてもらえば、遺族や葬儀会社が手間取ることも少なくなります。

遺影にしたい写真を生前に撮影・選定しておくことで、ご自身が気に入っているものを葬儀で使ってもらえます。また、スナップ写真ではなく写真スタジオでの撮影を選択すれば、より美しい写真を遺影に採用することも可能です。

服装、髪型、メイク、背景などを自由に選択し、ご自身の個性をアピールした遺影に仕上げましょう。

あらかじめ遺影にしたい写真を指定しておけば、遺族が葬儀の際に写真選びに悩む手間が省けます。ご家族が亡くなると、葬儀や諸々の手配、手続きなどでバタバタしてしまいますので、葬儀参列者の方にも生前の故人を思いだしてもらえるような写真を厳選するというのも、なかなか難しいものです。

終活ノートに記載したり、口頭で何度も伝えたりして、気に入った写真を遺影にしてほしいことや、写真の原本やデータがどこにあるか明確にしておくことで、遺族の負担も軽減できます。

遺影選びは葬儀の準備の1つですが、故人が写っているものなら何でもよい、というわけではありません。遺影は目線や顔の角度、表情、写真の鮮明さなどさまざまな条件がそろっているものでなければ、よい仕上がりになりません。

葬儀までの時間が限られるなか、こうした写真を選ぶのは簡単な作業とはいえないでしょう。ご自身が遺影専用の写真を用意しておけば、条件に合った写真を葬儀会社に渡すだけでよくなります。

生前に遺影写真を準備する場合、どのようなポイントに注意すればよいのでしょうか。ここからは、遺影写真を選ぶ際の4つのポイントを紹介します。

まずは、なるべく新しい写真を選ぶようにしましょう。あまり古い写真だと、故人の最期の姿とかけ離れていて、残された方々がイメージしにくい場合もあります。

しかし、故人が闘病中であった場合や、施設に入所していた場合などは、新たに遺影用の写真を撮影することは難しいかもしれません。このようなときは無理に最新の写真を用意しないで、故人が元気だった頃のものを遺影写真とするのも1つの方法です。

ピントが合っていない写真は、遺影サイズに拡大するとぼやけてしまいます。また、集合写真などでご自身の姿が小さいものなども、拡大すると鮮明さが失われることもあるので注意しましょう。

遺影写真にするなら、ピントが合っていてはっきり写っているもの、なるべく大きく写っているもの、解像度の高いものを選ぶのがおすすめです。

遺影は葬儀に参列した方に故人を思いだしてもらうための重要なツールです。いつもより派手なメイクだったり、普段の姿とはかけ離れすぎた服装や髪型だったりする写真をチョイスすると、生前の姿をイメージしにくくなります。

自然な雰囲気で、自分らしさが出ていると思う1枚を選ぶのも、遺影写真選びのポイントです。

ご家族や友人に撮影してもらったお手持ちの写真のなかで、気に入ったものがあるならば、それを遺影写真としてももちろん問題はありません。しかし、プロカメラマンが撮影した写真なら、より美しく、また遺影写真の条件に当てはまったものに仕上がります。

これから遺影写真を選ぶのであれば、写真スタジオで本格的な写真を残すのもよいのではないでしょうか。

昨今の終活ブームにより、遺影写真の撮影を請け負うプロカメラマンは急増しています。個人カメラマンに依頼するほか、葬儀会社や遺影撮影プランを提供している写真スタジオという選択もあります。葬儀会社や遺影撮影プランを提供している写真スタジオの場合、細かな条件などを伝えなくても遺影にふさわしい写真の撮影をしてくれ、スムーズに要望に沿った遺影撮影を実現してくれるのでおすすめです。

遺影写真撮影の料金は、1万円から3万円くらいが一般的です。ただし、依頼先や撮影プランによって料金が大きく変動する可能性もあります。遺影写真撮影を検討する際は、まずは複数の写真スタジオ、葬儀会社のホームページをチェックしてみましょう。

生前の遺影写真撮影を写真スタジオに依頼しようと思ったら、気になるのは写真スタジオの選び方です。遺影撮影にふさわしい写真スタジオを選ぶポイントは、大きく3つあります。

遺影の印象は服装やヘアメイクだけでなく、背景でも大きく変わってきます。ご自身の雰囲気にあった背景を選びたいのであれば、カラーバリエーションを豊富に取り揃えている写真スタジオがおすすめです。

また、遺影写真と共に節目の記念写真撮影をするという方も多い傾向にあります。この場合セットも充実しているほうが、さまざまなポーズやシチュエーションの写真を残せます。

遺影写真撮影を行う方の多くは高齢層であり、肌質はもちろん、しわやしみなどが気になるということも少なくありません。その方のありのままの姿、残された方々がイメージしやすい写真に仕上げることも大切ですが、できるだけ美しい姿を遺影にしたいという思いは、誰しもあることでしょう。

そこで重要なのが、撮影した写真を加工・修正してくれるかどうかです。よりよい仕上がりにしたいのであれば、こうしたオプションが充実している写真スタジオを選択することをおすすめします。

撮影した写真をさまざまな形として残せるフォトスタジオも多くありますが、できればアルバムやスナップショットだけでなく撮影データの販売も行っている写真スタジオを選ぶとよいでしょう。

データがあれば葬儀の際に万一写真が見つからなくても困りませんし、最近は遺影をデジタルフレームにし、複数の写真を投影するといったスタイルも増えています。また、データがあれば、撮影した写真を遺影以外の用途に利用することも可能です。

遺影写真撮影の際は、どんな服装で撮影するかもあらかじめ考えておく必要があります。遺影写真の服装に決まりはありませんが、できれば普段着は避け、きちんとした格好を意識したいものです。

続いては、遺影写真におすすめしたい2つの服装をご提案します。

遺影撮影の定番は、喪服です。気に入った私服などがあればそれを着て撮影に臨むのもよいですが、服装選びに迷ったり、遺影にするのにふさわしいものを持っていなかったりするのであれば、喪服を選ぶことをおすすめします。

喪服は葬儀の参列者も着用するものなので、遺影にするのに最適です。遺影写真の服装に決まりはないとはいえ、突飛すぎるものではご本人はもちろん、ご遺族も参列者の方によい印象をもたれないことを忘れないようにしましょう。

喪服とともにおすすめなのが、男性はスーツ、女性は和装です。きちんと感がありながらも、喪服よりも明るい印象に仕上がります。

またスーツや和装は、好みの色や柄のものを選べるため、個性をアピールすることも可能です。しかし、遺影撮影では「自分らしさ」を出すことも大切ですので、日頃からスーツや着物を着る習慣のなかった方が、無理に撮影のために着用する必要はありません。

私服の場合は遺影にふさわしいかどうかを撮影する写真スタジオや葬儀会社のスタッフに確認するとよいのではないでしょうか。

遺影にする写真に細かなルールはありません。ただし、帽子や色付きのメガネ、サングラス、マスクなど、顔を隠すような小物をつけるのはNGだといわれています。帽子をかぶると顔に影ができて見えにくくなりますし、サングラスやマスクは顔のパーツを大きく隠してしまいます。

遺影は多くの方に、故人の生前の姿を思い出してもらうためのものですので、顔がはっきりと写るものに仕上げることを意識しましょう。

理想の遺影を撮影したい方には、スタジオアリスのシニアフォト撮影をおすすめします。シニアフォト撮影は遺影撮影に最適なプランであるほか、子ども向け写真スタジオならではのメリットを生かしたサービスも満載です。

最後に、スタジオアリスのシニアフォトの魅力を紹介します。

シニアフォトでは、撮影した写真をキャビネや台紙にしてお渡しいたします。加えて、すべてのプランに画像データがついており、遺影写真をより鮮明なデータで提供できることはもちろん、年賀状やフォトブックなど、さまざまな用途でのご使用も可能です。

また、プレミアム美肌加工もプランに含まれていますので、女性はもちろん、メイクをされない男性もより美しい写真に仕上げられるでしょう。

（参考：『シニアフォト』)

シニアフォトは遺影専用の撮影プランではなく、お誕生日や結婚記念日などの節目の撮影も同時に行うことも可能です。アクティブエイジフォトでは明るく元気な印象の写真、シニアポートレートは年齢を重ねた魅力を最大限に引き出す重厚感ある写真に仕上がります。

背景やセットも豊富にご用意していますので、遺影写真以外の撮影も、さまざまなシチュエーションをお楽しみいただけるでしょう。

（参考：『シニアフォト』)

せっかく写真スタジオに行くなら、ご家族そろっての写真も残したいと思われる方も多くいらっしゃいます。スタジオアリスなら可愛らしい衣装を着たお孫さまとのすてきな写真を撮影できます。

お孫さま、お子さまとの撮影時間は、かけがえのない思い出にもなるでしょう。お孫さまの節目に合わせての遺影写真撮影も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

（参考：『シニアフォト』)

遺影写真を生前に撮影するメリットは多々ありますが、せっかく写真スタジオでプロのカメラマンに撮影してもらうならば、よりサービスが充実している、仕上がりがよいといった写真スタジオを選びたいものです。

スタジオアリスは遺影写真にふさわしい写真を美しく残せることはもちろん、その他のサービスも豊富にご用意しております。撮影前にはスタッフとの打ち合わせもございますので、服装やお好みの仕上がり、同時に撮影したいショットなどについて、ぜひお伝えください。

予約はWEBからも可能です。皆様のご来店を、スタッフ一同心よりお待ちしております。

＼WEB予約はコチラ／WEB撮影予約サービス