vol.34百日祝い（お食い初め）の石の代わりになる物は？歯固めの石の入手方法も紹介

百日祝い（お食い初め）という言葉を聞いたことはあっても、実際に何をするのか知らない方もいらっしゃるでしょう。行事やお祝いには形式のあるケースが多く、百日祝い（お食い初め）にも当てはまります。

まずは、歯固めの儀式について概要と必要な石の種類、石の入手方法を確認しましょう。難しいことはなく、誰にでも準備は可能です。

百日祝い（お食い初め）は赤ちゃんの誕生日から100日目を記念日とし、赤ちゃんが食べ物を食べるまねをする行事です。実際には食べ物ではなく、小石が使われます。

小石の色や数に決まりはありませんが、丸い小石1～2つが一般的です。小石を用いる点にも理由があり、まだ食べ物を十分にかんで食べられるほど歯が発達していないため、「石のように丈夫な歯になりますように」との願いが込められています。

歯固めの儀式では食べる料理の順番も決まっています。近年では下記の順番にこだわらないご家庭も増えていますが、伝統を気にする方は覚えておきましょう。

• ・お赤飯
• ・お吸い物
• ・お赤飯
• ・鯛（たい）
• ・お赤飯
• ・お吸い物

百日祝い（お食い初め）では上記の順番で3周します。お赤飯とそれ以外のメニューを交互に食べている点が特徴です。3周したあと、最後に歯固めの儀式を行います。お箸を石に軽く当て、赤ちゃんの歯茎に優しく触れてあげましょう。

百日祝い（お食い初め）では、食べる料理のメニューや食べる順番といった項目が細かく決められています。もちろんすべて細部までこだわる必要はありませんが、形式にできる限り沿って進めたい方もいらっしゃるでしょう。

歯固めの儀式で使う石に細かい決まりはありません。丸くてツヤツヤした小石が好まれる傾向がありますが、ご家族が気に入った石でよいでしょう。

歯固めの儀式で使う石は黒、赤、白の3色を揃えるとよいと言われています。しかし、こちらも厳密なルールとして定められているものではありません。

石が見つからないケースも考えられるため、こだわる方でなければ気にしなくてもよいでしょう。地域差が見られますが、大抵の場合は形の良いものがひとつあれば十分とされています。

厳密なルールはないとはいえ、儀式と聞くとちゃんとした物を用意しなくてはと悩んでしまうママパパもいるでしょう。石の代わりを探すこともできますが、石の入手方法は複数あります。ママパパの都合に合わせて調達するのもよい方法です。

お宮参りの際に石をいただくことを忘れてしまっても、河原で石を拾う、石だけを購入するといった方法で入手できます。

百日祝い（お食い初め）の歯固めの儀式で使う石にこだわる場合は、お宮参りの際に神社やお寺で授かる方法がよいでしょう。お宮参り時にご祈祷を受け、同時にご祈祷された石を歯固めの儀式で使えるケースがあります。

場所によっても状況は異なるため、歯固めの儀式用の石をいただけないこともあるでしょう。歯固めの石に正式な入手方法はないため、お宮参りでいただけなかったときに次の方法を考え始めるのもおすすめです。

河原の石を拾って歯固めの儀式で使う方法です。河原が近くにある方にとっては最も簡単かつ短時間でできます。気に入ったかたちの石を拾い、しっかりと洗った上で熱湯消毒しておきましょう。

河原で拾った石を使うことに抵抗がある方もいるかもしれませんが、洗浄と消毒をしっかりしておけば心配はいりません。

神社やお寺にある石を借りるのもひとつの解決策です。こちらはお宮参りの時点で石をいただけなかった場合によいでしょう。百日祝い（お食い初め）で石が必要な場合は、両方を考えておけば確実です。

神社やお寺の石を借りてもよいかは、お宮参りの際に確認しておきましょう。神社やお寺の石を借りた場合は戻すことも重要です。

百日祝い（お食い初め）ではお祝い膳をいただきます。お祝い膳の中には、歯固め用の石がセットになっているものもあります。忙しくて料理を用意する時間がない方にもおすすめです。

インターネットショップで購入できるため、気になる方は調べてみましょう。こちらも歯固めの儀式に必要な手間を少なくできる賢い方法です。

お宮参りやお祝い膳の購入といった方法であれば、ついでに石を入手できます。しかし中には手に入れられなかったケースや、歯固めの儀式を知らずに石を用意できないケースもあるでしょう。

石だけを購入したい場合は、インターネットショップをチェックしてみましょう。石だけを売っているため、歯固めの儀式に使えます。

百日祝い（お食い初め）では必ず石が必要に思えるかもしれません。しかし決められた形式をすべて守るよりも、ご家庭の状況や地域に合わせて柔軟に対応している方がよく見られます。

歯固めの儀式では石ではなく、以下の代用品を使うのも選択肢のひとつです。

歯固めの儀式では、梅干しを石の代わりとして使えます。梅干しは縁起の良い食べ物とされ、百日祝い（お食い初め）以外でも日本ではよく食べられているものです。

百日祝い（お食い初め）においては赤ちゃんが「しわができるほど長生きできるように」との願いを込めて梅干しが使われます。梅干しを使う場合でも、石のときと同じように食べさせるまねをするだけで問題ありません。歯茎に軽く付けましょう。

タコも梅干しと同じく、代用品となる食材です。タコは「多幸」の語呂合わせから、「赤ちゃんが幸せな人生を送れるように」との理由で選ばれています。

その他にも、「硬いタコもかみきれる丈夫な歯になりますように」「吸盤のようにきれいな歯並びになりますように」などが特徴的な理由です。タコは名前以外にも複数の縁起の良さから歯固めの儀式の代用品として人気があります。

現代に比べて昔は生育の環境が悪く、病気になったり産後間もなく命を落としたりしてしまう赤ちゃんも多くいました。赤ちゃんの健やかな発達、発育のために百日祝い（お食い初め）のような行事や豪華な料理が振る舞われ、そこには地域性も見られます。

岩手では石の代わりにアワビを用いるケースもあり、こちらも健康への願いが発端です。タコと同じくアワビも硬いため「アワビをかめるほど丈夫な歯になりますように」との願いが込められています。

紅白とお餅は両方とも縁起の良いものです。「持ちがよい」ことや「長持ちする」という言葉にかけて行事の際にお餅を食べるのは、百日祝い（お食い初め）以外でもよく見られます。

紅白の色も縁起が良く、紅白のお餅は赤ちゃんの長寿を願うのに適していると言えるでしょう。昔は歯固めの儀式でも石の代わりにお餅が使われていたこともあるようです。

現代の日本の食生活でもよく食べられているため、梅干しと同じく準備が簡単な点もメリットです。

他の食材と比べると手に入れにくいかもしれませんが、くりの実も歯固めの儀式に代用可能です。くりの実のみに限らず、くるみのような硬い殻があるものでも問題ありません。

くりの実を使う理由は、タコやアワビと同様に「丈夫な歯が生えてくるように」との願いからです。くりの実やくるみも硬く丈夫なイメージから、百日祝い（お食い初め）で使われる機会が増えたと考えられています。

歯固めの儀式に黒豆を代用することもあります。梅干しや紅白餅と比較すると狭い地域で行われているため、一般的ではないかもしれません。

黒豆は祝いざかなと呼ばれることもあり、縁起が良いことからお祝い膳に登場する機会の多い豆です。豆は健康にもよいことから、縁起の良さと赤ちゃんの将来を願うにはぴったりと言えるでしょう。

黒豆は若々しさの象徴とも考えられており、「活発で精力的な人間になってほしい」という願いも込められています。

百日祝い（お食い初め）では、直接赤ちゃんが食事をすることはありません。それにもかかわらず、タコや黒豆といった食材が一般的には使われる傾向があります。

代用品は食べられるものでないといけないように感じられるかもしれませんが、そのような決まりはありません。

碁石は小石に似ており簡単に入手できるため、よく使われる地域もあるようです。つるつるしているため、赤ちゃんが間違って飲み込まないように注意しましょう。

百日祝い（お食い初め）で歯固めの儀式をしたあと、使った石をどうすればよいか悩んでしまう方もいるでしょう。普段石を拾ってきて家で使う機会がない上、儀式のマナーも気になるポイントです。

ここでは、食材のような代用品を使わず石を使った場合、食材を使った場合の両方のケースについて解説します。儀式が終わった後も適切な方法で対処しましょう。

百日祝い（お食い初め）の儀式で石を使った場合、元の場所に戻すのと記念に取っておく2種類の方法があります。神社やお寺で石をいただいてきた場合は、感謝の気持ちとともに返しておきましょう。

事前に神社で儀式後のマナーについて尋ねるのもよい方法です。近所の河原で拾ってきた場合は記念に残すのもよいでしょう。

石の代わりに食材を百日祝い（お食い初め）で使った場合、赤ちゃんはまだ固形食を食べられません。タコやアワビ、梅干しといった食材は願掛けの意味もあり、硬いものや刺激の強い味が含まれます。

儀式に使った食材は食べても問題ありません。無理に赤ちゃんに食べさせず、集まった参加者たちで歯固めの儀式の後に食べるようにしましょう。

歯固めの儀式やお祝い膳といった行事特有の要素がある百日祝い（お食い初め）は記念写真撮影にもぴったりの機会です。

百日祝い（お食い初め）が親戚に会う久々の機会になる方もいらっしゃるでしょう。ご自宅での記念写真撮影もステキですが、写真スタジオでの撮影はご家族の一生の思い出です。

イベントや行事は、記念写真撮影をするよい機会です。スタジオアリスでは百日祝い（お食い初め）に合わせて、本物そっくりのお祝い膳とともに華やかな和の背景を用意しております。

百日祝い（お食い初め）をお宮参りのお祝いと一緒に行う際は、祝着（のしめ）を着用するのがおすすめです。祝着（のしめ）のカラー、デザインも豊富にあるため、赤ちゃんに最適な祝着（のしめ）を選べるでしょう。

百日祝い（お食い初め）をしていない方にも、写真スタジオでの記念写真撮影はおすすめです。時間に余裕がない場合も、スタジオで記念写真を撮るだけで一生の思い出として残せます。詳しくは下記のURLをご覧ください。

（参考：『百日祝い（お食い初め）』)

記念写真撮影にはそのシーンに合った背景やアイテムが大切です。スタジオアリスでは世界中で愛されている有名なキャラクター、ミッフィーと一緒に生後100日をお祝いできます。

ミッフィーの絵本コレクションは、おじいちゃんやおばあちゃんにプレゼントしても喜ばれるでしょう。100日撮影のほかにもねんね撮影、おすわり撮影などスタジオアリスなら柔軟にミッフィーとの記念写真撮影ができます。

（参考：『ディック・ブルーナの世界』)

スタジオアリスの「すくすく成長フォト」では、体重計と一緒に記念写真撮影が可能です。赤ちゃんの体重をメモリで表現することで、赤ちゃんの現在の体重が分かります。

この記念写真撮影を何回かに分けて撮影し、アルバムにするのが「すくすく成長フォト」です。それぞれの段階を保存しておくことで、目に見えるかたちで赤ちゃんの成長を記録できます。この時期の赤ちゃんの成長は、ママパパにとっても特別な記念になるでしょう。

（参考：『すくすく成長フォト』)

歯固めの儀式は百日祝い（お食い初め）のメインとなる行事です。歯固めの儀式では一般的には小石が使われます。使う小石の種類や入手方法は多岐にわたり、「こうでなければいけない」ということはありません。

小石の代わりに梅干しやアワビといった食材、また小石に似た碁石のようなものでも代用可能です。使った石は感謝を込めて元の場所に戻すこと、食材を使った場合は参加者がいただく点を忘れないようにしましょう。

スタジオアリスなら赤ちゃん撮影のプロの手によって、成長の記録をより鮮やかに残せます。簡単に予約ができる、スタジオアリスのWEB撮影予約サービスをぜひご利用ください。

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