桃の節句や初節句のお祝いは何をする？ひな人形の由来や意味も◎

桃の節句・ひな祭りの起源は、平安時代にまでさかのぼります。毎年お祝いをしていても「なぜひな人形を飾るのか」「なぜ桃の花が選ばれたのか」など、細かい理由や歴史などが分からないママパパも多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、桃の節句・ひな祭りの由来やひな人形の意味などを解説します。ひな人形を飾る時期や桃の節句のお祝い方法なども紹介するので、お子さまの成長を祝う節目のイベントを盛り上げるための参考にしてください。

桃の節句・ひな祭りには、女の子のいる多くのご家庭が「ひな人形」を飾ります。3月3日にひな祭りを行う理由は、季節の節目となる節句が関係しています。

まずは、桃の節句・ひな祭りの基本情報を確認していきましょう。お祝いと同時に、お子さまに由来や意味を教えてあげることで、日本の伝統文化に触れる機会にもなりますね。

旧暦3月における始めの「巳の日」は「上巳（じょうみ・じょうし）」と呼ばれます。古代中国では、この時期に「上巳節（じょうみ（し）せつ）」という節目の日があり、平安時代の日本でも宮中で行事をする日となっていました。

江戸時代には「五節句」のひとつとして祝祭日に設定されましたが、毎年日にちが異なるため、現在の3月3日に固定されたそうです。

多くの地域では、ひな祭りは3月3日に行います。しかし、旧暦の3月3日ごろにあたる現在の4月3日にお祝いする地域もあるそうです。

例えば、山梨県甲州市では、毎年2月から4月中旬に「雛飾りと桃の花まつり」が開催されています。また、長野県松本市や埼玉県小鹿野町など、他にも4月3日にお祝いしている地域はいくつかあるようです。

女の子のお祭りである桃の節句・ひな祭りは、年齢にかかわらず毎年お祝いします。中でも、お子さまが生まれて最初に迎える節句は「初節句」と呼び、盛大にお祝いするのが習わしです。赤ちゃんが元気に成長し、健康で長生きすることを祈ってお祝いします。

初節句は初めて迎える節句ということで、ママパパやごきょうだいだけでなく、両家の祖父母を招いて盛大にお祝いするケースも多く見受けられます。
なお、初節句のお祝いをいただいた場合は、赤ちゃんの名前で内祝いを用意し、早めにお返しをしましょう。

3月3日にお祝いする節句が「桃の節句」と呼ばれるのには、さまざまな理由があります。ひな祭りをお祝いする3月・4月は、桜や桃が咲く季節です。そのため、季節の花から「桃の節句」と呼ばれるようになったといわれています。

また、中国では「桃」は縁起の良い木です。桃の木は、病気や災いを寄せ付けず邪気を払ってくれるものとされています。お子さまを邪気や不幸から守ってくれる役割があることも、桃の節句と呼ばれる理由につながっているのでしょう。

現代では「女の子のお祭り」のイメージが定着している桃の節句ですが、もともとは邪気をはらうために禊（みそぎ）やおはらい、お供えをする日でした。老若男女問わず健康を祈願するお祭りとされていた桃の節句が女の子のお祭りになったのは、江戸時代ごろからとされています。

江戸幕府が祝祭日とした5つの節句のうち、5月5日の「端午の節句」が男の子のお祭りとして浸透したのに対し「桃の節句」も女の子のお祭りとして徐々に広まっていきました。

盛大にお祝いする初節句だけでなく、毎年の桃の節句もお子さまがワクワクするようなイベントにしたいところです。

桃の節句では、ひな人形を飾ったり、ご家族で揃ってごちそうを食べたりします。1年に1度しか飾らないひな人形の前で毎年写真を撮影すれば、お子さまの成長記録にもなるでしょう。

伝統的な行事は「昔は〇〇だった」「〇〇しなければいけない」という風習にとらわれがちですが、桃の節句には明確な決まりはありません。ご家庭に合ったスタイルで、行事を楽しめるとよいですね。

桃の節句は別名「ひな祭り」とも呼ばれるため、ひな人形を飾るのがメインのイベントといっても過言ではないでしょう。ひな人形は初節句の際に、お祝いとして祖父母から送られることも多くあります。

また、昔のように「ひとりひと飾り」という決まりはありません。祖母やママから受け継いだ歴史あるひな人形を受け継ぐケースもあります。もちろん、ひとりひと飾りという考え方を引き継ぎ、新しいひな人形を購入するのもよいでしょう。

ひな人形の用意はご家庭それぞれですが、お子さまの健康を祈願するものには変わりありません。ぜひ、お子さまと一緒にひな人形を飾って思い出の1日を過ごしましょう。

桃の節句によく食べられる伝統的な料理やお菓子には、次のようなものがあります。

• ・ひし餅
• ・ちらしずし
• ・はまぐりのお吸い物
• ・ひなあられ
• ・桜餅

ピンクや黄色、緑などの明るい色を取り入れた料理の数々は、春にお祝いする桃の節句にぴったりです。お子さまはもちろん、大人もおいしく食べられる料理やお菓子が多くあります。お子さまの年齢やご家族の好みに合わせてアレンジしながら、伝統的な食べ物を楽しみましょう。

伝統的なひなあられや桜餅だけではなく、お子さまが好きなチョコレートやゼリーなどの洋菓子を用意することもあります。見た目もかわいらしい今どきのデザートでお祝いするご家庭も多いようです。

ひし餅のように3色を重ねたクッキーやチーズケーキ、チョコレート、プリンなどは、見た目もかわいくお子さまもよろこぶのではないでしょうか。

他にも、シュークリームをひな人形のようにデコレーションしたり、ひな人形風のいちご大福を作ったりするなどの方法もおすすめです。お祝い感を出したデザートを用意することで、現代風のひな祭りを演出できます。

ひな祭りの楽しみ方は、ひな人形や料理だけではありません。童謡「うれしいひなまつり」の歌をお子さまと一緒に歌ったり、ひな祭りの飾りを作ったりするのもおすすめです。

クラフトでは、折り紙・紙コップ・シールなどを使ってひな人形を作ったり、ハサミを使って桃の花を切ったり、折り紙を折って屏風（びょうぶ）や扇などを作ったりなど、アイデアはさまざまです。

小さいお子さまでも簡単にできるので、ご家族で一緒に桃の節句のクラフトを楽しむのも、ステキな思い出になるのではないでしょうか。

ひな人形の前での記念写真も欠かせません。初節句では、かわいらしい袴ロンパースなどを着て記念写真を撮ることもあるでしょう。一年に一回、毎年ひな人形の前で写真を撮れば、お子さまの成長がひと目で分かる記録にもなります。

ひな人形のあるお部屋をバルーンやガーランド、お花などでかわいらしく飾りつけするのもおすすめです。スタジオで撮影するような、本格的な記念写真を残せるでしょう。

ご家庭によって異なる個性的な写真に仕上がるため、ひな人形を飾るときにはお部屋のデコレーションもこだわってみるのもアリですよ◎。

桃の節句に欠かせないひな人形ですが「ひな人形はいつから飾るのか」「3月3日を過ぎても飾っていいのか」などのちょっとした疑問も出てくるものです。

また、ひな人形にはさまざまな種類もあります。ここからは、ひな人形を飾る理由や飾る時期、ひな人形の種類を見ていきましょう。

ひな人形は、我が子に降りかかる災厄を払うために、身代わりの人形として飾られるものです。現在の形でひな人形を飾り、厄よけや健康への祈りを行うようになったのは、江戸時代ごろだとされています。

これは、紙や草木で作った人形（ひとがた）に厄を移して水に流す行事「上巳の節句」と、平安時代のお子さまがおままごとに使っていた「ひいな人形」が合わさった風習です。

人形（ひとがた）がひいな人形と合わさり、徐々に豪華で美しい人形になることで、厄よけやお子さまの健やかな健康を祈るために飾るものとして変化していきました。

ひな人形は、立春から桃の節句の1週間前くらいまでに飾るのがおすすめです。前日にひな人形を出すのは「一夜飾り」といって縁起が悪いことだといわれています。

立春は毎年2月3日ごろなので、立春に飾れば1カ月程度ひな人形を楽しめます。1年に1度しか飾る機会がないので、できるだけ長く飾ってあげると、お子さまも喜ぶのではないでしょうか。ちなみに、雨の日にひな人形を飾るとよいご縁に恵まれるという言い伝えもあるようです。

飾っていた人形は、3月中旬ごろまでに片付けるとよいでしょう。こちらは湿気で人形が傷まないよう、天候のよい日に行うのがおすすめです。

桃の節句が近づくと、さまざまなひな人形が販売されます。ひな人形の種類は大きく分けて、京びなと関東びなの2つです。

京びなは名前にある通り、京都で作られています。向かって右側に男雛（おびな）、左側に女雛（めびな）を配置して飾るのが京びなの特徴のひとつです。また、人形の目が細めに描かれていて、おっとりとしたおだやかな表情をしています。

一方、関東びなは関東地方で作られているひな人形です。京びなとは逆の配置で、向かって左側に男雛、右側に女雛が座ります。関東びなは目鼻立ちがはっきりとしていて、京びなよりもやや現代的な顔をしているのが特徴です。

ひな人形に欠かせないのが、男雛・女雛です。この2人だけを飾るひな人形を「親王飾り」「二人びな」などといいます。他にも、三段飾り、五段飾り、七段飾りなどのさまざまなサイズのひな人形があり、人形の数や飾りの配置が異なることを知っておきましょう。

ひな人形は、嫁入り道具として母親の実家が用意するのが古くからの習わしです。最近では、同居する父親の実家が購入したり、費用を折半したりする場合もあるようです。また、実家ではなくママとパパが購入することも多くなってきています。

ひな人形は、サイズや人形の顔立ち、デザインなどさまざまなものから選べます。購入する際には、好みに合うひな人形を選びたい方も多く、ママパパと祖父母が一緒に店舗に訪れる例が増えているようですよ。

少し前までは、豪華な七段飾りのひな人形を所有しているご家庭が多くありました。しかし、飾るのにも収納するのにも場所をとってしまう問題があり、家の広さによっては大きなひな人形を用意できないケースもあります。

少ないスペースを使ってひな祭りを楽しむなら、小さなひな人形やタペストリーがおすすめです。親王飾りよりも小さいものであれば、飾りつけが簡単で場所をとりません。忙しいママパパが多い現代にも合っているといえます。

デザインも和の雰囲気を感じるもの、キャラクターもの、動物など豊富です。お好みのものがきっと見つかるでしょう。

昔から「ひな祭りが終わったら、ひな人形をすぐに片付けないといけない」「ひな祭りをすぐに片付けないと、お嫁にいくのが遅れてしまう」などの俗説があります。

しかし、これはあくまでも迷信です。3月4日に片付けなくても、婚期が遅れることはありません。「大切なひな人形をきちんと片付けるように」という教育的な意味が含まれているようです。地域によってはひな祭りを旧暦で行うこともあり、この場合は4月上旬まで飾ります。

ひな人形を片付けないことで、お子さまがお嫁にいけなくなることはありませんが、いつまでもひな人形を飾っていると、ひな人形の特別感も薄れてしまうでしょう。そのため、3月、4月のどちらでひな祭りをするにしても、2週間以内には片付けることをおすすめします。

豪華なひな人形を飾るのは、桃の節句のイベントのひとつです。ひな人形を飾る風習が広まった当初は「ひとりひと飾り」で、ひな人形を親から受け継いだり、姉妹複数人で共有したりするのはよくないこととされていました。

従来ではひとりにつきひとつ用意していたひな人形ですが、現代では金銭的な理由や飾るスペースなどを考慮すると、こうした慣習を受け継ぐのはなかなか難しいものです。

ひとりずつにひな人形を用意するよりも、女の子が増えたら足りない飾りや人形を増やすほうが、現代の生活スタイルには適しているかもしれません。

なお、「大きな飾りを揃えるのが大変」「ひとりにひとつずつひな人形を用意したい」という場合には、小さなひな人形やひな飾りを購入するのがおすすめです。

初節句では、祖父母や親戚、知人にお祝いを贈ったりいただいたりすることもあるでしょう。その贈り物のお返しにはどのようなものを選ぶとよいのでしょうか。ここでは、初節句のお祝いにおすすめの贈り物やお返しの際のマナーを紹介します。

初節句のお祝いは、ひな人形やお祝いの品、お祝い金が一般的です。祖父母からのお祝いの場合は、桃の節句であればひな人形を贈るケースが多いでしょう。ひな人形を購入しない場合には、お祝い金を包むこともあります。お祝い金の目安は、ご家庭によってさまざまですが、相場は5万円~30万円とかなり幅広いようです。

祖父母以外の親族からのお祝いであれば、お子さまの名前入りのお菓子やタオル・マグカップなどの日用品がおすすめです。お祝い金を渡すなら5,000円~1万円程度が相場でしょう。

知人や友人からのお祝いの場合は、お子さま向けの絵本や知育玩具などが喜ばれます。お祝い金の場合は3,000円~5,000円程度が相場です。

初節句でお祝いの席を設けた場合であれば、その食事会がお返しの代わりとなります。食事会にきた方に手土産を用意してもよいでしょう。手土産は、桃の節句にちなんだ「ひし餅」「ひなあられ」や、縁起の良い「紅白まんじゅう」「お赤飯」などが定番です。

食事会を開かないとき、また、食事会に出席しない方には別途お返しを用意しましょう。お返しの相場はお祝い金やお祝いの品の2分の1から3分の1です。

誕生したお子さまの名前をプリントした写真立てや手紙などのひと言メッセージを入れたお菓子などもあります。お祝いをいただいた相手に合うお返しを選べるとよいですね。

盛大にお祝いする初節句は、お子さまの成長記録を残せるよい機会です。ご自宅での撮影以外に、フォトスタジオで本格的な記念写真を残すのもおすすめです

ここでは、フォトスタジオで記念写真を撮影する魅力と撮影前に確認しておきたいポイントを紹介します。

フォトスタジオでの撮影では、一生に一度の記念日をきれいな写真に残せます。お子さまの成長記録を残すために、フォトスタジオを利用するご家庭も多い傾向です。

フォトスタジオによっては、お子さまの行事に合わせた衣装がレンタルできる店舗もあります。着用する回数が少ない着物やドレスなどは、購入よりもお得に活用できるのでおすすめです。

また、ひな祭りらしい背景や小物を用意しているフォトスタジオもあります。ご自宅でのセルフ撮影とは違った雰囲気の写真を撮影できるのも魅力です。

初節句の撮影でフォトスタジオを訪れる際には、赤ちゃんの機嫌や体調への配慮も大切です。赤ちゃんがぐずりやすいお昼寝時間を避ける、おむつやミルクが不足しないように十分な数を用意するなどを心掛けられると撮影もスムーズです。

また、赤ちゃんが普段気に入っているおもちゃやぬいぐるみなどを準備するのも、赤ちゃんの笑顔を引き出せるアイテムとして有効かもしれません。

初めての撮影となると、ママパパも心配になってしまうかもしれませんが、赤ちゃん撮影に慣れているスタジオを選ぶと、赤ちゃんの撮影のポイントを押さえつつ、ご機嫌に合わせて撮影してくれますよ◎。

桃の節句・ひな祭りのお祝いは、お子さまの成長記録として記念写真を撮影しましょう。スタジオアリスでは、桃の節句にちなんだ飾りや衣装をご用意しています。ご自宅では、なかなか準備できない豪華なお飾りを用意している店舗もあるので、豪華なお飾りと撮影したいという場合にも最適です。

また、スタジオアリスの赤ちゃん撮影は多くのママパパからご好評いただいております。笑顔を引き出すプロの手で、赤ちゃんのとっておきの瞬間を写真として残します。

スタジオアリスでは、桃の節句の期間限定で豪華な七段飾りのひな人形が登場します。現代では、ひな人形を飾るスペースや手間から七段飾りのひな人形を購入する方は少ないのではないでしょうか。

スタジオアリスで撮影すれば、ご自宅で準備できない豪華なひな人形の前でお子さまの記念写真を撮影できます。桃の節句に合う着物や祝着（のしめ）、ドレス、キャラクター衣装もレンタル可能なので、ぜひチェックしてみてください。

（参考：『桃の節句・端午の節句｜こども写真館スタジオアリス』)

スタジオアリスでは、フォトスタジオでの撮影が初めての方でも安心してご利用いただける空間をご用意しています。赤ちゃんやご家族がリラックスして過ごせる環境作りを心掛けており、初節句を迎えるお子さまもリラックスしていただけるよう、授乳室やベビーベッドも揃えております。

撮影では、笑顔を引き出すプロのスタッフが、赤ちゃんのとっておきの笑顔を逃しません。お子さまのご機嫌に合わせて撮影していくので、初めての撮影でも安心です。

（参考：『スタジオアリスの赤ちゃん撮影｜こども写真館スタジオアリス』)

桃の節句をお祝いするなら、スタジオアリスの「ももコレ」もおすすめです。ももコレは、0歳~1歳の赤ちゃんを対象にした初節句の撮影プランです。

桃の節句デザインのテンプレートを使ったBOXフレームやプリント、ももコレ限定のフォトジャケットやミニブックもあり、初めての節句を豪華に残したい方におすすめです。

シンプル・スタンダード・スペシャルと3つのプランのランアップで、祖父母へのギフト用アイテムや画像データの付いた内容などから選べます。

（参考：『ももコレ｜こども写真館スタジオアリス』)

桃の節句・ひな祭りは、女の子の健やかな成長を願う行事です。桃とひな人形は、お子さまの厄を払う役割があるため、桃の節句には欠かせません。ひな人形を飾ったりクラフトしたりして、お子さまと一緒に楽しむのもよいでしょう。

また、初節句の場合は、お子さまの大切な節目としてフォトスタジオで記念写真を撮影するのもおすすめです。

豪華なお飾りで特別な節句の写真を撮影したい場合は、スタジオアリスにお任せください。スタジオアリスでは、初節句にぴったりの撮影プランをご用意しています。ご予約はWEBからがスムーズです。桃の節句・ひな祭りの思い出を写真という形でステキにのこしましょう。

＼WEB予約はコチラ／WEB撮影予約サービス