桃の節句・端午の節句のお飾りにはどんな意味がある?飾り方やマナーも紹介|こども写真館スタジオアリス|写真スタジオ・フォトスタジオ

端午の節句・こどもの日の基礎知識

桃の節句・端午の節句のお飾りにはどんな意味がある?飾り方やマナーも紹介

桃の節句・端午の節句のお飾りにはどんな意味がある?飾り方やマナーも紹介

桃の節句や端午の節句と聞いて、ひな人形や五月人形などのお飾りを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし、いざ準備するとなると、さまざまな種類のお飾りがあるため「どれを選べばよいのか迷ってしまう……」というママパパも少なくありません。

そこでこの記事では、桃の節句・端午の節句のお飾りをすべて解説します。基本が分かれば、自分たちに合ったお飾りを安心して選べますよ。飾り方やお飾りにまつわるマナーについても整理しておきましょう。

目次
桃の節句・端午の節句にお飾りが必要なわけ
お飾りの意味と飾り方【桃の節句編】
お飾りの意味と飾り方【端午の節句編】
節句のお飾りのマナー
桃の節句も端午の節句も!スタジオアリスならお飾りと一緒に撮影可能
まとめ

桃の節句・端午の節句にお飾りが必要なわけ

桃の節句・端午の節句にお飾りが必要なわけ

お子さまの成長を祝う伝統行事はたくさんあります。中でも毎年祝う桃の節句や端午の節句は、イベント感を盛り上げるさまざまなアイテムが印象的。日本人の生活に深く根付いてきたお祝いです。

お飾りも特徴的なアイテムのひとつです。まずは桃の節句や端午の節句とお飾りの関係について、基本情報をまとめておきましょう。

桃の節句とは

桃の節句は、季節の節目を祝う五節句のひとつ「上巳(じょうし)の節句」のことで、3月3日に祝われます。旧暦の3月3日は桃の花が美しい季節であったことから、「桃の節句」と呼ばれるようになりました。

桃の節句には船に乗せた人形(ひとがた)を川に流し厄を払う「流し雛(びな)」という習慣があり、これが後に「ひな人形」へと進化していきます。

伝統工芸品としての価値もあるひな人形は、桃の節句に合わせて毎年飾られるようになりました。桃の節句が「ひな祭り」とも呼ばれるのはこのためです。

(参考:『ひな人形を飾る意味は?ひな祭りの由来やそれぞれの人形の役割』)

端午の節句とは

5月5日の端午の節句も五節句のひとつです。香りの強い葉菖蒲(はしょうぶ)をお風呂に入れたり軒先につるしたりして厄を払う風習があったため、「菖蒲の節句」とも呼ばれています。

端午の節句は男の子の節句とされていますが、もともとは男女の区別なく祝われる行事でした。

武士の時代になると、菖蒲(しょうぶ)が「勝負」や「尚武」につながるということから武家で盛んに祝われるようになり、次第に男の子の節句として定着するようになったというわけです。端午の節句のお飾りとして使われる鎧兜(よろいかぶと)や武者人形の由来はここにあります。

お飾りの種類と役割

桃の節句や端午の節句では、さまざまな種類のお飾りが使われます。桃の節句ではひな人形や市松人形が中心です。お子さまの厄を引き受けてくれる身代わりとしての意味合いがあることから、ひとりのお子さまにワンセットを贈るのが伝統的とされています。

端午の節句は武家を中心に広がった経緯があるため、武士が使う道具やその道具を身につけた武士の姿をお飾りとするのが一般的です。武具が武士の命を守ってくれたように、お子さまを守ってほしいという願いが込められています。

ほかにも、健やかな成長や立身出世を意味するお飾りなどバラエティー豊かで、晴れやかなお祝いの席にはぴったりのものばかりです。

お飾りは誰が準備する?

お飾りは、「初節句」と呼ばれる、赤ちゃんが生まれて初めて迎える節句に合わせて準備するのが一般的です。昔ながらの風習には「お飾りはママ方の祖父母が準備する」というものがあり、今でもそのやり方にならっているというご家庭もあるでしょう。

今はさまざまなライフスタイルがあるため、両家の祖父母が折半したり、ママパパが準備したりするケースも多くなってきました。ご家庭ごとのしきたりや地域の風習などもあるため、お飾りを誰が準備するか、十分前もって話し合っておくことをおすすめします。

お飾りの意味と飾り方【桃の節句編】

お飾りの意味と飾り方【桃の節句編】

桃の節句はお祝いアイテム数の多い、華やかな伝統行事です。お飾りにも色とりどりの装飾が施されています。代表的なものは「ひな人形」ですが、ほかにもお飾りの種類があるため、確認しておきましょう。それぞれの意味や役割を解説します。

ひな人形

ひな人形は、桃の節句のお飾りの中で認知度が高く、代表的ともいえます。男雛(おびな)と女雛(めびな)が基本のワンセットで、これが内裏雛(だいりびな)。ひな人形にはほかにも三人官女(さんにんかんじょ)や五人囃子(ごにんばやし)など、さまざまな人形が含まれます。

人形の数が多くなるにつれお飾りは大きく、豪華になるのが一般的です。関東では向かって左側が男雛、右側が女雛、京都や関西の一部では向かって右側に男雛、左側に女雛を並べるのが伝統的といわれています。

段飾りの場合、上の段から、内裏雛、三人官女、五人囃子、随身(ずいしん)、衛士(えじ)の順番です。段数が多い場合は、その下の段に調度品を並べるのが正式とされています。

市松人形

市松人形は、女の子へのお祝いとして贈られる日本伝統の人形です。黒髪のおかっぱに着物姿をしています。お子さまの代わりに災いを引き受けてくれるという役割はひな人形と同じ。桃の節句では、ひな人形と一緒に飾られることが多いようです。

例えば、長女のお子さまにはひな人形、次女のお子さまには市松人形を贈るというケースも見られます。

つるしびな

つるしびなは、布製の人形や縁起物が数多く並ぶつるし飾りです。その始まりは江戸時代といわれており、一つひとつのサイズは手のひらにのる程度。人形の種類ごとに無病息災や厄よけ、子宝、長寿など異なる意味があり、その種類は100以上ともいわれています。

静岡県の「雛のつるし飾り」、福岡県の「さげもん」、山形県の「傘福」は「全国三大つるし飾り」ともいわれる、有名なつるしびなです。現在ではひな人形のそばに飾るのが一般的で、桃の節句を華やかに盛り上げるおしゃれなアイテムとして注目を集めています。

その他のお飾り

桃の節句には、その他にも名前旗や羽子板といったお飾りがあります。名前旗のルーツは、武家が外飾りにしていたのぼり旗です。のぼり旗は今でも男の子の節句の外飾りとして使われています。とはいえ、住宅事情などから、大きなのぼり旗を飾るのが難しいというご家庭も少なくありません。

そこで登場したのが、室内に飾るコンパクトな名前旗。女の子用もあり、ひな飾りを共用するというご家庭では、それぞれのお子さまの名前が書かれた名前旗をひな飾りのそばに置きます。

羽子板は、無病息災を願う初正月のお飾りです。女の子のお守りとして桃の節句にも飾られています。

お飾りの意味と飾り方【端午の節句編】

お飾りの意味と飾り方【端午の節句編】

端午の節句は男の子の節句とされており、お飾りにも勇壮さや力強さの感じられる装飾が施されています。そのルーツのほとんどは武家の習慣に根ざしたものです。日本の伝統と文化を実感できる節句アイテムといえるでしょう。ここでは端午の節句のお飾りについて、その種類や意味、飾り方などを紹介します。

(参考:『【端午の節句】飾りの種類や意味・お祝いの仕方など基礎知識を解説!』)

鎧(よろい)・兜(かぶと)

鎧(よろい)は胴回りや腕などに身につける防具、兜(かぶと)は頭にかぶるいわばヘルメットで、どちらも戦(いくさ)において武士の命を守る重要な装備品でした。鎧・兜を身につけた姿は勇壮で美しく、男らしさの象徴ともされたため、男の子の節句のお飾りとして認知度の高いアイテムです。

鎧や兜が武士の命を守ったように、病気や事故など災いからお子さまを守ってほしいという強い願いが込められています。武士が鎧や兜を身につけて敵と戦ったことから、「困難に打ち勝てるように」という意味がある「お守り」のような存在ともいえるでしょう。

節句のお飾りとしては、伝統技術を使った本格的なものから、布製、紙製などさまざまなテイストのものが販売されています。

(参考:『こどもの日に兜を飾る意味は?起源や飾る時期・場所を知ろう!』)

弓矢・太刀(たち)

弓矢や太刀(たち)は戦(いくさ)で使った武器です。どちらも魔よけのアイテムとして、邪気を払いのけてくれると信じられてきました。特に、存在感のある大きめの刀である太刀は、技巧を凝らした「飾り太刀」が装飾用に作られていたほどです。

鎧(よろい)・兜(かぶと)や武者人形などと一緒に飾る場合は、中央に鎧・兜や人形を置き、向かって左側に弓矢、右側に太刀を飾ります。太刀は柄(つか)と呼ばれる手で握る部分を下に、鞘(さや)と呼ばれる刀を納める部分を上にして飾るのが作法です。これは武士が習慣としていた平時の飾り方とされ、戦の際には逆になります。

武者人形・金太郎など

端午の節句で飾られる人形は、源義経や加藤清正といった歴史上の人物をはじめ、桃太郎や金太郎といった物語の人物などをモデルにしたものもあり、バラエティー豊かです。江戸時代には等身大の人形が外飾りとして飾られていましたが、その後、室内に飾るコンパクトな人形として定着しました。

代表的なものとして挙げられるのが武者人形。鎧(よろい)や兜(かぶと)を身につけた武士姿の人形のことで、兜人形とも呼ばれます。

その他、金太郎や桃太郎も五月人形として代表的。古くから親しまれている、元気でたくましい男の子の象徴です。それぞれモデルにちなんだ願いが込められているため、選ぶ際には確認してみてくださいね。

こいのぼり

こいのぼりは魚のコイの形を模した吹き流しです。これは端午の節句に旗指物やのぼりといった、外飾りを並べる武家の習慣から変化したものといわれています。

コイは「竜門という滝を登り竜になった」という中国の伝説から立身出世の象徴とされており、男の子の明るい将来を願う端午の節句にぴったりのお飾りといえますね。

外飾りは場所を取るため、最近は室内用のコンパクトなものや壁に飾るタイプのものなども販売されています。戦国武将などの絵柄にお子さまの名前が入った武者絵のぼりは、こいのぼりと一緒に飾る外飾りです。

その他のお飾り

端午の節句には、矢と弓がセットになっている破魔弓(はまゆみ)を飾ることもあります。破魔弓は「魔を破り災いを払う」という意味の魔よけで、男の赤ちゃんが生まれて初めて迎える正月、「初正月」でお守りとして贈るのが風習です。

破魔弓は正月飾りとしてだけでなく、端午の節句に飾るのもよいでしょう。矢は羽根を上向きにして飾ります。

(参考:『破魔矢の正しい飾り方とは?飾る時期や五月人形との飾り方も◎』)

節句のお飾りのマナー

節句のお飾りのマナー

節句のお飾りにはさまざまな種類のものがあります。その多くが伝統的な素材や技術で作られているため、取り扱いには知識があると安心です。また、それぞれに意味や由来があるため、お飾りに関するさまざまな情報をチェックして、節句の準備に取り掛かりましょう。

お飾りはいつ飾る?

昔からお飾りは「早めに飾り始め、早めに片付けるのが基本」といわれています。一年に一度しか飾らないものであるため、早めに飾ることで長く楽しめますよ。また、きれいな状態を保つためにも、きちんと手入れをして保管しましょう。

飾り始めの目安として、桃の節句は立春(2月4日ごろ)、端午の節句のお飾りは春分の日(3月20日ごろ)が挙げられます。節句前日に飾り始めるのは「一夜飾り」といって縁起が悪いとされるため、遅くとも1週間程度前には飾るようにすると◎。

お飾りは何歳まで飾る?

桃の節句・端午の節句のお飾りが意味するものは、お子さまの厄を引き受けてくれる身代わりや魔よけというものです。そのため、お子さまが独り立ちし、自分の足で人生を歩めるようになると、その役目を終えると考えられています。

古い時代にはそれが結婚や元服のタイミングでした。今はさまざまな価値観やライフスタイルがあるため、お飾りへの捉え方はご家庭によって異なります。

「何歳まで」ではなく、ご家庭の都合やお子さまの興味関心が薄れたタイミング、成人といった節目にお飾りを卒業するケースもあるようです。なお、お子さまの独立後もお飾りを飾ることに問題はありません。

(参考:『端午の節句のお飾りは何歳まで飾る?年齢別のお祝いの仕方も』)

お飾りの保管方法

お飾りは湿気に弱い素材で作られていることが多いため、晴れた日を選んで片付けるようにしましょう。箱やケースに入れる前に、毛バタキなどでホコリを払います。人形用の防虫剤を入れることも忘れずに。

アイテム数が多いお飾りは、入っていた箱に戻すようにすると紛失防止になります。翌年飾る際にも迷わずに済みますよ。一つひとつのアイテムを和薄紙などで包むとより丁寧です。

初節句にお飾りをいただいたら

祖父母など、お飾りやお飾り用に高額のお祝いをいただくこともあります。決して安い買い物ではないため、お返しをどうするか迷ってしまうママパパも少なくありません。

初節句のお祝いの席を設け、お飾りやお祝いをくださった方を招待する場合は、基本的にお返しは不要といわれています。初節句のお祝い膳がお返しの代わりと見なされるからです。

「とはいえ気になる……」という方は、柏(かしわ)餅やひなあられなど、節句にちなんだお菓子に初節句の記念写真を添えてお渡しするとよいでしょう。お祝いの席に招待できない場合は、内祝いにお礼状や記念写真を添えて送ると喜ばれます。

桃の節句も端午の節句も!スタジオアリスならお飾りと一緒に撮影可能

桃の節句も端午の節句も!スタジオアリスならお飾りと一緒に撮影可能

桃の節句や端午の節句は、お子さまの成長と家族の喜びを実感できる節目。お子さまのソロショットや家族写真で思い出を形に残しましょう。

桃の節句・端午の節句撮影には、お子さま撮影の専門店、スタジオアリスをぜひご利用ください。思い出をより印象深くするさまざまなサービスをご用意し、みなさまのお越しをお待ちしています。

豪華なお飾りを背景に特別な1枚を

豪華なお飾りを背景に特別な1枚を

スタジオアリスでは、お子さまの成長を喜ぶ行事にふさわしい衣装や背景、演出をご用意しており、思い出をより印象深い形で残せます。

桃の節句用には華やかな七段飾りを、端午の節句用にも豪華なお飾りを用意しており、特別感満載の記念写真撮影が可能です。本格的なお飾りと一緒に撮影した写真は、お子さまにとってもママパパにとっても、大切な1枚になりますね。

(参考:『桃の節句・端午の節句』)

衣装もお着替えも無料

衣装もお着替えも無料

スタジオアリスの自慢は、豊富な撮影用衣装です。その数はおよそ500着。赤ちゃん用衣装もあるため、初節句の撮影にもぜひご利用ください。

桃の節句・端午の節句にふさわしい本格和装から物語コスチューム、ドレスやタキシードといったセレモニー衣装、フルーツや動物のかわいい着ぐるみ、ディズニーやポケモンなどのアニメコラボまで、その種類は実に多彩です。

撮影用衣装は無料で、お着替えもできます。豪華なお飾りと一緒に和装で撮影したあとは、お子さまが好きなドレスやアニメコラボ衣装で楽しんでくださいね。

(参考:『衣装を探す』)

節句だけのスペシャルコレクションも

節句だけのスペシャルコレクションも

スタジオアリスでは、お子さまのイベントにぴったりのさまざまなサービスや商品、キャンペーンをご用意しています。

桃の節句におすすめなのは「ももコレ」。プランはシンプル、スタンダード、スペシャルの3種類で、桃の節句らしい、かわいいらしい特別デザインが特徴です。端午の節句には「55コレ」がおすすめ。兜(かぶと)飾りやこいのぼり、花菖蒲など、端午の節句らしいモチーフで特別感を演出します。

(参考:『ももコレ』)
(参考:『55コレ』)

まとめ

まとめ

桃の節句や端午の節句のお飾りには、お子さまの厄を引き受けてもらう身代わりや魔よけ、立身出世、無病息災などの願いを込めたお守りといった、さまざまな意味合いがあります。意味に加えて取り扱いの仕方、飾り付けの伝統なども理解して、より深く節句を楽しんでくださいね。

桃の節句・端午の節句の記念写真は、家族の思い出をはじめ、プレゼントやインテリアとしても使えます。スタジオアリスの華やかな衣装、豪華なお飾り、節句だけのスペシャルプランを活用して、特別感あふれる最高の思い出を残しませんか。

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