ひな祭りの風習はどのようなものがある?今と昔、地域別の違いも|こども写真館スタジオアリス|写真スタジオ・フォトスタジオ

桃の節句・ひな祭りの基礎知識

ひな祭りの風習はどのようなものがある?今と昔、地域別の違いも

ひな祭りの風習はどのようなものがある?今と昔、地域別の違いも

お子さまの初節句を迎えるというママパパの中には、ひな祭りのお祝いをどのように行おうかと悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。桃の節句でもある「ひな祭り」は古くから続く日本の伝統行事です。

なじみのある行事ですが、ひな祭りの意味や風習について深く知っているという方も多くはないのでしょうか。そこで今回は、ひな祭りの風習について解説します。

ひな祭りの定番でもあるひな人形を飾る意味や由来、ひな祭りの食べ物、地域による違いなども併せて紹介するので、ぜひ参考にしてください。ひな祭りの風習や祝い方に関する知識を深め、ご家族みんなで行事を楽しみましょう。

目次
ひな祭り風習はいつから始まった?
【ひなまつり風習1】ひな人形や桃の花を飾る
【ひな祭りの風習2】お祝い膳を囲んで会食する
ひな祭りの風習は地域によってもさまざま
ひな祭りのお祝いはスタジオアリスで◎豪華なお飾りも登場
まとめ

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桃の節句・端午の節句

ひな祭り風習はいつから始まった?

ひな祭り風習はいつから始まった?

3月3日のひな祭りは、女の子の成長や健康を願うための日です。日本で昔から執り行われてきた行事として知られていますが、いつから始まった行事なのでしょうか。まずは、ひな祭りの起源や、昔と今の風習の違いについて理解を深めていきましょう。

平安時代からの風習

ひな祭りは、平安時代から続く風習です。古代中国から伝わった五節句(五節供)のひとつで「上巳(じょうし・じょうみ)の節句」が起源とされています。上巳節は無病息災を願うおはらいの行事で、川で身を清めたり厄を託した人形を川に流したりすることで、厄払いをしていました。

上巳節は現代でも「桃の節句」として残っています。桃の節句はひな祭りの別名でもあり同じ意味を持つ行事です。現代の日本では、3月3日の日をひな祭りとして、女の子の幸せな成長を願います。

昔の風習とは異なる現代のお祝いの仕方

平安時代の日本では、現代とは異なる儀式が執り行われていました。昔と今の風習の主な違いは以下の通りです。

平安時代 現代
儀式の名前 流しびな 飾りびな
儀式の方法 人形に厄を託し、川に流す ひな祭りの日に人形を飾る
人形の形態 紙、わらなど ひな人形
儀式の意味 厄払い、無病息災を願う 健康や成長、幸せを願う

平安時代には、貴族の子どもたちの間で「ひいな遊び」という人形遊びが流行していました。この遊びと、上巳節の文化がうまく融合して、「流しびな」という行事に発展したといわれています。

なお、現代のひな祭りでは、女の子が幸せに過ごせるようにと願いを込め、ひな人形を飾ります。厄払いの意味合いは弱まり、健康や成長を願う行事となりました。3月3日には、桃の花を飾ったり、ひし餅やひなあられを食べたりしながら家族でお祝いをすることが多いでしょう。

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桃の節句・端午の節句

【ひな祭りの風習1】ひな人形や桃の花を飾る

【ひな祭りの風習1】ひな人形や桃の花を飾る

かつては、人形に厄を移し川に流すことで無病息災を願う行事でしたが、現代のひな祭りでは、ひな人形や桃の花を飾ってお祝いをするのが主流です。

最近では、ひな人形の種類も多種多様なものが揃っていますが、ここでは、ひな人形の定番である七段飾りの飾り方を確認していきましょう。また、桃の花を飾る理由といったひな祭りの風習についても詳しく解説します。

ひな壇は江戸時代からの風習

ひな祭りは平安時代の「ひいな遊び」が原点となっており、当時は紙やわらで作った簡易的な人形を使用していました。江戸時代ごろになり人形作りの技術が向上したことで、人形を流さず飾るようになったといわれています。

また、江戸時代では、ひな人形は子どもの身代わりになる存在とされており、女の子の初節句に無病息災を願いながら人形を飾っていました。この風習が広く周知されるとともに、多くの家庭でひな壇にひな人形を飾るようになったのです。

ただし、一部の地域には「だるまひな」や「つるしびな」を飾るという風習もあります。地域によってさまざまな飾り方があるため、初節句の際は祖父母などに地域の風習について詳しく聞いてみるとよいでしょう。

母方の実家が用意する風習も

かつては、お子さまの祖父母にあたる方がひな人形を用意するのが主流でした。特に、ママ側の実家がひな人形を購入するというケースが多かったとされています。昔は「結婚したら女性は男性の家に嫁ぐもの」という意識が強く、ひな人形や五月人形などが嫁入り道具の一種として扱われていたためです。

一方、現代では生活スタイルや価値観が大きく変化したため、このような風習は継承されていません。ママやパパが購入したり祖父母がプレゼントに贈ったりと家庭によりさまざまです。

「誰が購入しなければならない」といった決まりごとや、「誰が用意すると縁起がよい」といった言い伝えはないため、両家で話し合って決めるとよいでしょう。

七段飾りの飾り方

七段飾りとは、七段構成のひな壇にひな人形を飾る方法のことです。親王飾りや五人飾りなどさまざまなひな人形がありますが、七段飾りはその中でも特に広く知られている代表的なひな人形といえます。飾り方は以下の通りです。

  • ・最上段:金のびょう風、その手前左側に男びな、右側に女びな、両脇にぼんぼり、真ん中に三方に乗せた白酒(甘酒)※人形の位置が逆になる地域もある
  • ・2段目:三人官女(さんにんかんじょ)の人形、真ん中がお歯黒の女性、長柄の銚子(ちょうし)、三方
  • ・3段目:五人囃子(ごにんばやし)の人形、左から順に太鼓、大鼓、小鼓、横笛、謡
  • ・4段目:随臣(ずいじん)の人形、向かって左に右大臣(老人)、右に左大臣(若者)
  • ・5段目:仕丁(しちょう)の人形、左端に右近の橘(たちばな)、右に桜
  • ・6段目:嫁入り道具揃(よめいりどうぐぞろい)
  • ・7段目:御輿入れ道具(おこしいれどうぐ)

桃の花を飾る理由

ひな祭りは桃の節句とも呼ばれています。桃の節句は上巳の節句が由来となっており、桃の花が咲くころに、執り行われていたことから桃の節句という名前に変わりました。桃の花には、「厄払い」「魔除け」「長寿」といった力を持つという言い伝えがあります。

平安時代のひな祭りでは、その力にあやかり、桃の花弁を浮かべて飲むお酒「桃花酒(とうかしゅ)」が使用されていました。なお、現在でも、この桃花酒が形を変えた「白酒」や「甘酒」を飲む習慣が続いています。

また、桃の花も桃の節句の象徴として、欠かせない飾りとなっています。ピンク色の可愛らしい花は、女の子の成長を祝うお祭りにピッタリです。

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桃の節句・端午の節句

【ひな祭りの風習2】お祝い膳を囲んで会食する

【ひな祭りの風習2】お祝い膳を囲んで会食する

ひな祭りにはお祝い膳を食べるという風習もあります。ひな祭りのお祝い膳は、女の子のお祝いらしく、見た目も華やかなものが多いでしょう。

食事メニューの一つひとつに意味が込められているため、ひとつずつ確認しながら準備することで、よりお祝いの気持ちも深まります。お子さまと一緒にその意味についてお話しながら楽しく食事するのも、ひな祭りならではの時間といえるでしょう。

ひな祭りの会食は神事からの風習

ひな祭りでは、女の子の成長や健康を願う行事として、お祝い膳を用意することもあります。ひなあられやひし餅などを食べたことがある方も多いのではないでしょうか。この風習の由来となるのは、神事の一種である「山遊び」「いそ遊び」です。

かつては3月~4月ごろに、食事や桃花酒を持って山や海で過ごすという行事がありました。農業を開始する時期にあたることから、豊作や無病息災を願う行事だったと考えられています。この行事は現代でも、甘酒や白酒を飲みながらひし餅やひなあられを食べるという風習となって残りました。

ひな祭りならではの食べ物

ひな祭りに食べる食事には「ひし餅」や「ひなあられ」など複数の種類があります。それぞれの食事の意味を事前に確認しておくと、行事食に親しみやすくなるでしょう。

行事食 意味
ひし餅・ひなあられ 桃色:魔除け、白色:純潔、緑色:成長・健康
ちらし寿司 レンコン:先が見通せるように、エビ:長寿、まめ:勤労、錦糸卵:商売繁盛・金銀財宝
はまぐりのお吸い物 良縁祈願
白酒・甘酒 邪気払い、不老長寿

特に、ひし餅やひなあられは、ひな祭りの代表的な食べ物です。ひし餅は上から順に、桃色、白色、緑色で構成されており「雪溶けの後、新芽が芽吹き桃の花が咲く」という風景が表現されています。

3月3日の春の始まりを感じる時期にピッタリの色合いです。ひな壇に飾ったり食べたりしながら、お子さまと一緒にひな祭りの行事食を楽しみましょう。

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ひなまつりの風習は地域によってもさまざま

ひなまつりの風習は地域によってもさまざま

ひな祭りは日本全国で執り行われている伝統行事です。ひな人形を飾ったり食事を楽しんだりとお祝いの仕方は大まかに決まっているものの、厳密なルールはありません。そのため、地域によって風習が異なるケースもあります。

ひな祭りの準備を進める際は、地域のしきたりについて事前に確認しておくと安心です。ここでは、代表的な事例を紹介します。

北海道・東北・関東地方

北海道では、新暦でひな祭りをお祝いすることが一般的です。青森県では、旧暦の3月3日(新暦の4月3日)ごろに「いそ遊び」や「浜遊び」をする地域が残っているようです。

北陸・甲信・東海・近畿地方

北陸・甲信・東海・近畿地方では、地域による風習に細かな違いもあるため注意が必要です。具体的な違いには以下のようなものが挙げられます。

  • ・東海地方:つるしびなを飾る、がんどうちという行事がある
  • ・北陸地方:ひな人形を4月3日ごろにしまう、金花糖を飾る
  • ・近畿地方:ひな人形(男びな、女びな)の位置が関東と左右逆になる、もち米が原料でしょうゆや塩で味付けしたひなあられを用いる

特徴的なのは「がんどうち」の行事です。愛知県や岐阜県の一部では、3月3日に地域の家を周り、「ひな人形見せて」と言いながらお菓子をもらって歩くという行事があります。

中国・四国地方

中国・四国地方はひな祭りの風習に関する違いが多い地域です。また、現在でもなお旧暦でひな祭りを祝う家庭が多いといわれています。

島根県では「ひな餅」と呼ばれるお菓子を用意するのも風習のひとつです。練った生地にあんを包み、つばきの葉の上で蒸した色鮮やかななお餅で、家族で食べたり身近な人に配ったりしてみんなでひな祭りを楽しむところもあるそうです。

その他にも、岡山県や島根県に流しびなの風習が残っていたり、「ひなあらし」と呼ばれる行事を採用する地域があったりとお祝いの仕方はさまざまです。ひな祭りの準備を始める前に、お住まいの地域の風習をよく確認しましょう。

九州・沖縄地方

九州地方では「いそ遊び」を「せっくいそ」や「浜でばい」、沖縄では「はまうり(浜下り)」と呼び、旧暦の桃の節句の時期に、海や山に出かけるという行事が残っています。ひな祭りと同じく、女の子の成長や健康を祈願するための行事です。

沖縄にはもともとひな人形を飾るという風習はなかったといわれています。重箱やお菓子を持って海へいき、手足を海の中で洗ってけがれを落とすのが一般的なひな祭りの過ごし方です。ただし、現在では文化の変化により、ひな人形を飾る家庭も増えている傾向です。

なお、九州は「ひなの国」と呼ばれるほど、ひな祭りの盛んな地域です。ひな祭りを祝う盛大なイベントも多数開催されています。

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桃の節句・端午の節句

ひな祭りのお祝いはスタジオアリスで◎豪華なお飾りも登場

ひな祭りのお祝いはスタジオアリスで◎豪華なお飾りも登場

ひな祭り(桃の節句)には、お子さまの成長をお祝いするとともに、ご家族の家族のきずなを深めるべく家族写真撮影をしてみてはいかがでしょうか。特に、お子さまが誕生して初めて迎える「初節句」は、人生に一度の機会ということで、記念写真撮影をするご家庭も多い傾向です。

お子さまの節目となる大切な瞬間の写真撮影は、スタジオアリスにお任せください。豊富な衣装を取り揃えており、ひな祭りのための特別な撮影メニューもご用意しています。

ひな祭りだけのスペシャルな撮影が可能!

ひな祭りだけのスペシャルな撮影が可能!

スタジオアリスは、ニューボーンフォトや百日祝いなど、生まれてきた赤ちゃんの笑顔をステキに残す撮影メニューが豊富です。また、ひな祭り(桃の節句)の特別メニューでは、豪華な七段飾りを背景に写真撮影ができます。

「自宅のひな人形では写真が映えない……」とお悩みの方や、「せっかくだから豪華なお祝いにしたい」と考えている方におすすめです。

また、「浦島太郎」でおなじみの乙姫さまや、ディズニープリンセスになりきって写真撮影できるメニューもご用意しています。フォトスタジオでしか撮影できない華やかな写真を、ひな祭りの記念に残しましょう。

(参考:『桃の節句・端午の節句』)

ママパパも大満足!赤ちゃんの十二単やドレスが選び放題

ママパパも大満足!赤ちゃんの十二単やドレスが選び放題

スタジオアリスでご用意している衣装は約500着です。和装から洋装まで、さまざまな種類を取り揃えています。衣装は、無料で何度でも変更可能です。お子さまの魅力にピッタリとマッチする衣装で、とっておきの瞬間を写真という形に残しましょう。

0歳~13歳までの衣装をご用意しています。ご自身の好みが定まってきたお子さまも、初節句を迎えるお子さまも、とっておきの衣装が見付かるでしょう。伝統的な十二単や日本らしい着物、プリンセスのようなドレスやふわふわとしたスカートがかわいらしいワンピースなど、お好みに合わせて衣装をお選びください。

(参考:『衣装を探す』)

お子さまが主役の絵本も作成できる

お子さまが主役の絵本も作成できる

絵本コレクションは、絵本の世界を体験できる撮影メニューです。撮影した写真を1冊の絵本として仕上げます。

女の子用の物語は「かぐや姫」で、十二単の着用や七段飾りとの撮影も可能です。写真は3カット入る構成になっており、異なる写真を選択できます。「思い出に残る初節句にしたい」と考えている方にピッタリのサービスでしょう。世界に1冊しかないオリジナル絵本を作成できるのもスタジオアリスならではの魅力です。

(参考:『絵本コレクション』)

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まとめ

まとめ

ひな祭り(桃の節句)は女の子の成長や健康、幸せを願う大切な行事です。ひな祭りの風習は、平安時代から続いていると言われており、日本において長く親しまれている伝統行事です。

ひな人形や桃の花を飾ったり、行事食を食べたりしてお祝いするのが一般的です。また、お子さまの成長過程や今しかない瞬間を、記念写真として残す方も多いでしょう。

スタジオアリスでは、赤ちゃんのための特別な撮影メニューを豊富にご用意しています。十二単の着用や七段飾りのセットでの撮影も可能です。ひな祭りの記念写真撮影を検討中の方は、ぜひスタジオアリスをご利用ください。

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