ひな祭りに桜餅を食べるのはなぜ?地域による違いや豆知識も紹介|こども写真館スタジオアリス|写真スタジオ・フォトスタジオ

桃の節句・ひな祭りの基礎知識

ひな祭りに桜餅を食べるのはなぜ?地域による違いや豆知識も紹介

ひな祭りに桜餅を食べるのはなぜ?地域による違いや豆知識も紹介

春の季節になると多くのお店で販売される桜餅は、桜と同様、春の季語でもあります。ピンクの見た目と桜のよい香りが、春の訪れを感じさせてくれる見た目も鮮やかな和スイーツです。

春の風物詩としても代表的なことから、桜餅をひな祭りの食卓に並べるというママパパも珍しくありません。ひな祭りで食べられる料理やお菓子には意味が込められているものも多いですが、ひな祭りに桜餅を食べる理由や意味はあるのでしょうか。

そこでこの記事では、ひな祭りに食べる桜餅について特集しました。桜餅の地域性や豆知識についてもまとめてありますので、お子さまのひな祭りをお祝いする際の参考にしてください。

目次
ひな祭りに桜餅を食べる意味
ひな祭りに食べる桜餅の地域性
ひな祭りに食べる桜餅の豆知識
桜餅だけじゃない!ひな祭りの定番お菓子
スタジオアリスでひな祭りの記念をかわいらしく!
まとめ

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桃の節句・端午の節句

ひな祭りに桜餅を食べる意味

ひな祭りに桜餅を食べる意味

ひな祭りには、桜餅を食べるご家庭も多いでしょう。桜餅は、ひな祭りにぴったりのかわいらしいお菓子で、食卓に並べるだけで華やぎます。伝統的なひな祭りのお菓子には、ひなあられやひし餅、引千切(ひちぎり)などがありますが、これらのお菓子には意味が込められています。

では、桜餅にはどのような由来や意味があるのでしょうか。まずは、ひな祭りと桜餅の関係について見ていきましょう。

昔からの風習ではない

ひな祭りと聞いて、桜餅をイメージする方も多いでしょう。桜餅は、ひな祭りの行事食として親しまれているお菓子のひとつです。

ひな祭りの時期になると、店頭には華やかな桜餅が並びますよ。そのかわいらしい見た目から、桜餅には「女の子をお祝いする特別な意味」があるのではないかと感じる方も多いでしょう。

しかし、実際には、ひな祭りに食べる桜餅には特別な意味はありません。ひな祭りに桜餅を食べる風習が定着した理由には、以下のような説があります。

  • ・ひな祭りから連想される色がピンクなので、桜餅がふさわしいとされた
  • ・男の子をお祝いする端午の節句にはかしわ餅を食べることから、女の子のお祝いでも「餅」を食べるようになった
  • ・ひし餅よりも食べやすいため
  • ・春らしい雰囲気の色合いのため

もともとはお寺のおもてなしのお菓子

桜餅が誕生したのは江戸時代です。長命寺(ちょうめいじ)というお寺があり、そこで提供されていたのが桜餅だったといわれています。桜餅の販売が始まったころは、お墓参りにくる人々をおもてなしするためのお菓子とされており、ひな祭りのために作られたものではなかったようです。

時代とともに桜餅が各地へと広まっていきますが、ひな祭りとの関係性は特にないようです。

ひな祭りのお菓子はひな人形へのお供えもの

ひな祭りには、縁起のよいお菓子を食べます。白・赤・緑の色が使われるお菓子は、縁起のよいお菓子の代表です。

例えば、ひなあられはそれぞれの色に四季が表現されており、健康な1年を過ごせるよう願いを込めたものです。同じく3色のひし餅も、季節を表現する縁起のよいお菓子だといわれています。

実はこれらのお菓子は、ひな人形へのお供えものとして誕生したものです。ひな人形は、女の子を災いから守る役割を持ちます。その感謝の気持ちとして、お供えしていたのが、これらのお菓子だったとされています。

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ひな祭りに食べる桜餅の地域性

ひな祭りに食べる桜餅の地域性

ひな祭りの定番のお菓子として人気のある桜餅ですが、実は地域性もあります。関東では「長命寺」と名付けられ、関西では「道明寺」と名付けられるなど、定着している名前も違います。

また、桜餅が誕生した土地や理由もそれぞれ異なります。ここからは、桜餅の地域性について見ていきましょう。

関東の桜餅は長命寺

関東に伝わる桜餅は、長命寺と呼ばれます。長命寺の発祥は、江戸の向島にある「長命寺」というお寺です。お寺の名前がそのまま桜餅の名前になったようです。

当時、長命寺で桜の落ち葉を片付けていたお寺の門番が、桜の葉を塩漬けにするアイデアを考案します。そして、あんを包んだ薄皮に塩漬けにした桜の葉を巻き、桜餅として販売したのが長命寺のはじまりです。

当時はお寺の近くがお花見の名所として知られていたため、桜を見に来た人々が、桜と同じ美しい色合いをした桜餅に大変喜んだそうです。

長命寺は、キレイで上品な見た目の桜餅です。一般的には桜の葉を1枚使用してお餅を巻きますが、2枚~3枚の桜の葉でお餅を巻く長命寺もあります。

関西の桜餅は道明寺

関西に定着している道明寺は、道明寺粉を使用した桜餅です。古くは、保存食とされていた道明寺粉は、蒸したもち米を乾燥させてからひいたものを指します。

関東の長命寺からヒントを得て作られたのが道明寺だといわれていますが、関西ではお菓子は京から江戸へ下るものとされていたようです。そのため、道明寺は長命寺とは別物として定着しました。

上品な雰囲気の長命寺とは、また違った魅力を持つのが道明寺です。もちもちの皮と、つぶつぶとした見た目が特徴です。同じ道明寺でも、お店によって形はさまざまで、塩漬けにした桜の葉の巻き方もお店によって異なります。さまざまな見た目で販売されている道明寺は、お店のこだわりを感じられるのも特徴です。

北海道や九州ではどんな桜餅を食べる?

北海道の桜餅といえば、関西の道明寺を指します。地理を考慮すると、関東の長命寺が定着しているイメージがあるかもしれません。

北海道で道明寺を食べている理由として挙げられるのは、関西と北海道での交易です。当時、関西と北海道は、日本海を経由して交易をしていました。そのため、東日本の中でも日本海側では、道明寺を食べる地域があるようです。

また、九州でも、桜餅といえば関西の道明寺が定着しています。沖縄も同様に、道明寺を販売するお店が多いようです。しかし、地域によっては関東の長命寺も販売されています。

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ひな祭りに食べる桜餅の豆知識

ひな祭りに食べる桜餅の豆知識

ここからは、桜餅に関する豆知識を見ていきます。「桜の葉は食べてよいのか」「桜餅の材料は何だろう」など、気になることも多いのではないでしょうか。

ひな祭りに見た目にも美しい桜餅を食卓に並べる際は、桜餅の豆知識を知っておくとよいでしょう。お子さまと一緒に話しながら食べることで、より楽しくお祝いできます。

桜餅は本来いつ食べるもの?

桜餅は、桜が咲く時期の食べ物です。俳句や連歌でも、桜餅は春を表す季語として使用されています。

立春を迎える前から桜が散る4月ごろまでが、桜餅の販売時期です。したがって、3月~4月ごろに食べるものだといえるでしょう。しかし、お店によっては3月上旬までしか販売していないところもあります。桜餅を食べたい方は、販売が始まってから早めに購入するとよいでしょう。

なお、桜餅は冷凍保存も可能なので、ひな祭り前に購入した場合は冷凍という選択もありでしょう。冷凍保存すれば2週間~3週間ほど保存できます。解凍は自然解凍がおすすめです。

桜餅に葉が付いているのはなぜ?

桜餅といえば塩漬けにした桜の葉が印象的です。この桜の葉が見た目のかわいらしさを演出していますが、実は桜の葉には、見た目以外の役割があります。

そのひとつは、よい香りを演出するためです。桜餅を食べると、桜の香りが口の中に広がります。この香りが春の訪れを感じるポイントでもあるでしょう。また、あんとの相性がよいことも、塩漬けにした桜の葉を使用する理由です。

さらに、桜の葉にはほこりからお餅を守ったり、お餅の乾燥を防いだりなどの衛生的な役割もあります。

桜餅の葉は食べてもいい?

桜餅を食べるときに、桜の葉を食べるかどうか気になる方も多いでしょう。お餅に巻いてある桜の葉は、食べても食べなくてもOKです。桜の葉を食べるかどうかは、お好みで決めて問題ありません。ただし、桜餅を販売しているお店によって、桜の葉の食べ方が変わってくるケースもあります。

桜のよい香りを楽しんでもらうために作っており、できれば桜の葉も食べてほしいということもあるでしょう。一方で、乾燥を防ぐために桜の葉を巻いており、食べることを前提にはしていないお店もあるようです。どちらがよいのか迷ったら、お店の方に聞いてみるとよいでしょう。

桜餅は何でできている?

桜餅は、長命寺と道明寺で、それぞれ使用されている材料が異なります。

  • <長命寺の材料>
  • ・塩漬にした桜の葉
  • ・小豆あん
  • ・砂糖
  • ・小麦粉

小麦粉の代わりに白玉粉や米粉、餅粉を使用したり、複数の粉をミックスしたりするケースもあります。

  • <道明寺の材料>
  • ・塩漬にした桜の葉
  • ・小豆あん
  • ・砂糖
  • ・道明寺粉

道明寺粉とは、もち米を主原料とした粒状の粉です。道明寺粉は桜餅以外にも、つばき餅やおはぎ、茶席に用意する和菓子に使用されています。

桜餅をお子さまが食べるときの注意点

桜餅はひな祭りにぴったりのお菓子ですが、お子さまの年齢によっては、食べないほうがよいケースもあります。

というのも、お団子などのもちもちとした食べ物を食べられるようになるのは3歳ごろからとされています。年齢の低いお子さまが桜餅を食べると、飲み込めずに喉を詰まらせてしまう恐れがあります。お子さまが食べてもよい時期なのか迷った場合には、以下を目安にしましょう。

  • ・しっかりと歯が生えている
  • ・上手にそしゃくできる
  • ・普段から食べ物を丸のみしない

ママパパの注意を聞いて、落ち着いて食べられるかどうかも大切なポイントです。また、小さなお子さまに桜餅を食べさせる場合には、食べやすいサイズに小さく切り分けてあげましょう。

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桜餅だけじゃない!ひな祭りの定番お菓子

桜餅だけじゃない!ひな祭りの定番お菓子

ひな祭りに用意するお菓子には、意味や願いが込められたものもあります。ここからは、ひな祭りの定番とされるお菓子と、その由来や意味について見ていきましょう。

お菓子の由来や意味を知っていると、よりひな祭りを楽しめます。ひな祭りがどんな行事かという点だけでなく、食べ物やお菓子の意味もお子さまに伝えながら、ひな祭りを迎えられると、お子さまも特別な行事という意識が増すのではないでしょうか。

ひな祭りの定番お菓子に多く使われる色の意味

女の子のお祝いであるひな祭りには、華やかで春を感じられる色を意識したお菓子が揃っています。お菓子に使用される色には、それぞれ以下のような願いが込められています。

  • ・白 長寿と子孫繁栄を願う色
  • ・赤 生命力を表し、魔よけを願う色
  • ・緑 健康と厄よけを願う色

また、白・赤・緑の3色には、春が来ることを表す意味もあります。雪解けを表す白、花を表す赤、そして新芽や若葉を表すのが緑。雪が溶けて春が来る様子を連想できる色合いです。

これに黄色が加わると四季を表すとされ、1年を健やかに暮らせるよう願う意味になります。季節を色で表現してお菓子に意味を込めるのは、古くからある日本のステキな文化です。

ひなあられ

ひなあられは、お子さまの健やかな成長を願うお菓子です。ひなあられの由来とされているのが、ひなの国見せといわれています。ひなの国見せとは、ひな人形を屋外に持っていき、海や山などの風景を見せてあげる行事です。そのとき、一緒に持っていくお菓子がひなあられだったようです。

また、ひな人形の由来とされるひいな遊びのときに食べるお菓子として、ひし餅を砕いたものがひなあられだという説もあります。

ひなあられは、東日本では甘い味付け、西日本ではしょっぱい味付けで作られるものです。東海地方は円柱状のひなあられが定着しており、それぞれに地域性があると分かります。

ひし餅

母子の健やかな暮らしを願うひし餅は、節句と同様に中国から伝わったお菓子です。中国では縁起のよいとされる母子草と、ひしの実で作ったお餅を混ぜて、上巳(じょうし・じょうみ)の節句で食べる風習がありました。

しかし、日本では母子を混ぜるという考えはよくないとされており、母子草ではなくヨモギを入れるようになります。その後、赤色のクチナシが合わさり、現在の3色になったようです。

ヨモギには増血効果があり、ひしの実には血圧低下の効果があります。クチナシは解毒作用を持つため、身体によい素材が組み合わさった桜餅には、健康的な効果が期待されていました。

引千切(ひちぎり)

ひな祭りのお菓子として定着している引千切は、はす餅の中央にあんをのせたものです。ひし餅やひなあられと同様に、白・赤・緑の3色を使用して作られることが多いでしょう。古くはあんの代わりにみそを使用していたようです。

忙しくてお餅を丸くする時間がないため、お餅を引きちぎったことで誕生したのが引千切だといわれています。引千切は、見た目があこや貝(真珠の貝)に似ており、あこや餅と呼ばれることもあるようです。そうした呼び名から、「真珠のように大切にする」といった縁起のよい意味も持っています。

最近は洋風アレンジが人気

ひな祭りのお菓子は伝統的なものが多く、それぞれに縁起のよい意味や願いが込められています。しかし、時代の変化とともに、お菓子のバリエーションも増えてきました。

ひなあられやひしもち、引千切は現代のお子さまになじみがあるものではないため、伝統的なおかしだけでなく、お子さまに喜んでもらえるお菓子を用意したいというママも多いでしょう。

伝統的なお菓子は、その色合いや意味合いからひな祭りムードを盛り上げます。さらに、お子さまの好きなデザートを準備すると、よりお子さまも喜ぶひな祭りとなるでしょう。

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スタジオアリスでひな祭りの記念をかわいらしく!

スタジオアリスでひな祭りの記念をかわいらしく!

ひな祭りの記念をステキな形で残すなら、ぜひスタジオアリスをご利用ください。ひな祭りといえば、七段飾りのお飾りは欠かせません。スタジオアリスでは、豪華なひな人形が期間限定で登場します。

また、豊富な衣装もスタジオアリスの魅力。お子さまをお祝いするひとつの方法として、スタジオアリスでステキなお写真を残しましょう。ここからは、スタジオアリスのサービスを紹介いたします。

(参考:『桃の節句/端午の節句』)

お子さまの多彩な姿を残そう

お子さまの多彩な姿を残そう

スタジオアリスでは、ひな祭りに人気の和装やドレス、赤ちゃん撮影におすすめの着ぐるみなど、多彩な衣装のラインアップをご用意しております。豊富なサイズを取り揃えていますので、どの年齢のお子さまもお気に入りの1着を見つけられます。

ひな祭りという伝統的な行事は、女の子らしさをたっぷり引き立て、とびきりかわいい姿で思い出を残しましょう。スタジオアリスなら、ステキなセットを背景に、魅力的な世界観のお写真を撮影できます。

(参考:『衣装を探す』)

ひな祭りならではの豪華なお飾りも◎

ひな祭りならではの豪華なお飾りも◎

スタジオアリスでは、節句に合わせた豪華なお飾りを用意しています。ひな祭りの代表的なお飾りといえば、ひな人形です。スタジオアリスは豪華な七段飾りのひな人形をご用意しているため、ひな祭りらしいインパクトのあるお写真を撮影できます。

古くから伝わるお飾りには、そのひとつひとつにお子さまへの願いが込められているものです。ご自宅でお飾りの準備が難しい場合も、スタジオアリスなら、手軽にステキな記念を残せます。

※ひな祭りの七段飾りは2023年2月1日(水)~3月31日(金)までご用意しております。

(参考:『桃の節句・端午の節句』)

桃の節句限定デザインも見逃せない!

桃の節句限定デザインも見逃せない!

ひな祭りの記念に、限定デザインのコレクションを楽しみましょう。スタジオアリスの「ももコレ」は、初節句を迎えるお子さまにぴったりのプランです。シンプル・スタンダード・スペシャルの3つから、ご家族に合うプランをお選びいただけます。

「ももコレ」の販売価格は、27,000円(税込29,700円)から。プランに応じて選べるアイテムが異なります。プレゼントに最適なアイテムもあるため、おじいちゃんおばあちゃんへお祝いの記念を贈るのもおすすめです。

(参考:『ももコレ』)

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まとめ

まとめ

ひな祭りの行事食として定着している桜餅には、ひな祭りに食べなければならない特別な意味はありません。春らしい色合いから、ひな祭りのお祝いに食べるようになったとされています。

桜餅は、地域性のあるお菓子です。関東と関西では見た目も材料も違います。一般的に、桜餅が販売される期間は短いため、購入する場合は早めにお店に行ってみるとよいでしょう。

ひな祭りの記念を本格的なお写真で残したい方は、ぜひスタジオアリスをご検討ください。豪華なお飾りとステキな衣装をご用意してお待ちしております。

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