着物の種類や格を知って、お子さまの節目に着物デビューをしよう！

「ドレスコード」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。食事会や式典などへ出席する際に求められる、時間帯・場所・場面（TPO）にふさわしい服装のことです。洋服だけではなく、着物にも当てはまります。

着物を着慣れていないママパパにとっては、お子さまの節目にはどのような着物を選べばよいのか悩みとなるのではないでしょうか。着物の種類や格について知っておくことは、着物マナーの基本です。この記事では、着物や帯の種類・格について役立つ情報をご紹介します。予備知識を蓄えて、着物を楽しみましょう。

着物は種類ごとに格付けされています。帯や柄、組み合わせ等で言い切れない部分もありますが、大まかな格付けは以下のとおりです。

着物の「格」とは、着物を着るうえでのマナーや他の人への配慮を示す大切な約束事です。ひとつずつチェックしましょう。

着物の格で押さえておきたいのは、礼装と礼装以外です。礼装は、最も格式高い着物で、第一礼装または最礼装とも呼ばれます。公式な儀式・結婚式・葬式など、フォーマルな場面にふさわしい着物です。

礼装の中にも、いくつかの種類があります。出席する立場やシーンなどを考慮して選ぶことが大切です。

準礼装は、礼装の次に格式高い着物で、同じくフォーマルシーンで着用します。結婚式や葬式などにおいて、主役ではないので第一礼装を着るまでもないと思える場面で着用できる着物です。

どのような立場や目的で出席するかに応じて、ふさわしい着物を選びましょう。

外出着とは、フォーマルシーンではないものの、きちんとした恰好で出席したい場面で着用できる着物です。少し華やかさを演出したいときにも便利で、「盛装」と表現されることもあります。

ご挨拶やコンサート・お茶会などに出席する際に、礼装ほど気負わないまでもおしゃれを楽しめる着物です。

普段の外出や買い物のシーンで気軽に着用できる着物が普段着です。日常生活での着用が目的のため、お手入れや保存がしやすい生地が多くあります。

生地の種類や柄ですぐに普段着とわかるため、フォーマルな場面での着用はふさわしくありません。

着物を選ぶときは、格・色・柄の他に、周囲とのバランスを考えて選ぶことがすすめられています。目安となる種類別着用シーンについて、下記の表を参考にしてください。

地域の慣習などにより異なるため、不安なときは同席する人に相談してみましょう。各種類については、次の項目で解説します。

着物は、主に4種類の「格」に区分けされていますが、それぞれにさらにいくつもの種類があります。

全てを覚えるのは難しいかもしれませんが、格ごとに分けられている代表的な着物の種類について予備知識を蓄えておきましょう。下記項目は、着物を着る機会が訪れたときにお役立てください。

礼装には、結婚式のような慶事の際に着る着物と、葬式など弔事に着用する着物があります。出席する立場や目的を考えて選ぶことが大切です。

準礼装の着物にもいくつかの種類があります。色・柄・紋などにより、フォーマルまたはカジュアルな雰囲気になるため、TPOを意識して選びましょう。

訪問着とも呼ばれる外出着にも、いくつか種類があることを覚えておきましょう。絞りのように紋が入れられないため礼服ではないものの、価格は高価という着物もあります。

普段着の着物は、使用している糸により種類が分けられているケースが多くあります。どの種類の着物も、動きやすく丈夫なことが特徴です。代表的な種類は、下記表を参照してください。

着物には、大まかな格ごとの種類分けがあるものの、明確に決められているわけではありません。着物の柄・紋の数・合わせる帯の種類により、格が変わるケースがあります。どの帯をコーディネートするかにより変化する雰囲気も楽しみましょう。

基本的な帯の種類と合わせ方について解説します。

帯の種類は、非常に多くあります。下記は、代表的な種類の一覧です。

代表的な着物の格に合わせた帯の種類を下記表にまとめています。地域や時代により異なるケースもあるため、あくまでも目安として参考にしてください。

着物も洋服と同じく、季節・気温の変化に合わせて着物の生地が異なります。季節に合わせた衣替えは、昔から移りゆく季節感を大切にしてきた日本人らしい習慣です。

マナーとしてだけでなく、気温の変化に対応した実用的な種類分けとなっています。基本的なルールは3種類です。

種類のひとつは、袷（あわせ）です。胴・袖周り・裾回しなどに裏地をつけて仕立てられています。生地が2枚重ねられているため、暖かいことが特徴です。一般的に、10月から5月といった秋から春にかけて着用します。

最近では、重厚感がある袷は写真映えするため、季節にかかわりなく着ている方も多い傾向です。

裏地が付いていない、単衣（ひとえ）という種類もあります。比較的涼しいため、6月や9月など、季節の変わり目に着ることが一般的です。人によっては、夏に着ている方もいます。ウールであれば、秋から春にかけて着用しても問題ありません。

7~8月の暑い時期に着用するように仕立てられているのは、薄物（うすもの）です。帯や帯締めなどの小物は、薄物用があるため注意しましょう。

薄物に使用される生地は、主に3種類あります。大まかに特徴をチェックしておきましょう。

• ・絽（ろ）：規則的に目が空いているため、透け感があり、通気性が良い。
• ・紗（しゃ）：等間隔で目が空いており、絽より透け感や通気性が優れている。
• ・麻（あさ）：麻を使用した布地、さらっとした肌触り。

上記項目それぞれの特徴を踏まえた着用時期は、下記表をご覧ください。あくまでも目安のため、必ずしも季節により分けなければならないわけではありません。自分に合う着物を楽しみましょう。

女性用着物は、結婚しているかどうかや、年齢により着用する着物の種類があります。一方、男性用着物にはそのような種類分けはありません。

TPOを考える必要はありますが、種類が少ないため比較的簡単です。主な種類や特徴について解説します。

男性用着物の格は、大きく分けて2種類です。女性用着物のように年齢や結婚による区分けがないため、きちんと手入れして上手に保管することにより、一枚の着物を長年着ている方も多くいます。

男性用着物の格ごとの種類は下記表のとおりです。他にも、いくつかの種類があります。どんなシーンで着る機会が多いかを念頭に置いて選びましょう。

男性用の帯にも格があります。一般的には2種類です。色使いや素材、柄により、格が変わります。女性用着物ほど種類は少ないですが、色・素材・柄を上手に組み合わせて自分らしさを表現してみましょう。

現代の日常生活では、着物を着る機会はほとんどない人が多数を占めています。忙しい毎日に追われてしまいがちになりますが、何かの記念日や節目のときには、普段とは違うおしゃれを楽しむのはいかがでしょうか。

着物を着て写真を撮りたいと思ったときは、スタジオアリスをご利用ください。

お子さまの記念日には、着物を着せてあげたいと思うママパパは多いのではないでしょうか。最近では、お子さまだけでなく、ママパパも着物を着て写真を撮るのがトレンドになっています。スタジオアリスには、そんな方におすすめの着物フォトプランがあります。

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（参考：『パパママ着物フォトプラン』）

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（参考：『衣装を探す』）

忙しい毎日を送っていると、家族写真を撮る機会が少なくなります。お子さまの大切な節目は、ご家族揃って記念写真撮影をする絶好の機会です。また、写真に残しておくと、お子さまだけでなくご家族みなさまの良い思い出となるでしょう。

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（参考：『撮影メニュー』）

普段着ている洋服と同じく、着物も目的やシーンに応じて種類があります。着物の色・素材だけでなく、合わせる帯や小物によっても格が変わることも一緒に覚えておきましょう。

着物は保管に気を遣うため、着る機会が少ないと購入をためらうママパパは多いのではないでしょうか。スタジオアリスでは、お子さまだけでなくママパパの着物もご用意しています。スタジオアリスで大切な記念日の写真撮影をしてみませんか。撮影予約は、当月含めて7カ月先まで可能です。WEBではいつでも簡単に予約できますので、ぜひご利用ください。

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