七五三の千歳飴(ちとせあめ)に込められた願いとは?由来や食べ方を紹介|こども写真館スタジオアリス|写真スタジオ・フォトスタジオ

あれこれ気になる「七五三事情」

七五三の千歳飴(ちとせあめ)に込められた願いとは?由来や食べ方を紹介

七五三の千歳飴(ちとせあめ)に込められた願いとは?由来や食べ方を紹介

着物姿のお子さまが手に千歳飴(ちとせあめ)の袋を持っていると、「七五三のお祝いをしているんだな」と分かる方も多いでしょう。

千歳飴は七五三の縁起物として日本で浸透しています。では、なぜ「七五三には千歳飴」なのでしょうか。詳しい意味を知っているという方もそう多くはないでしょう。

そこでこの記事では、「七五三には千歳飴」となった理由や千歳飴の食べ方について解説します。千歳飴は切なる願いが込められたお祝いアイテムです。その願いや意味を知ることで、七五三がより一層意味深いイベントになるでしょう。

目次
七五三の千歳飴には切なる願いが込められている
七五三の千歳飴の歴史をたどってみよう
七五三の千歳飴の食べ方
千歳飴は食べる以外にも使える七五三のイベントアイテムと
スタジオアリスの七五三写真で楽しい思い出を残そう!
まとめ

七五三の千歳飴には切なる願いが込められている

七五三の千歳飴には切なる願いが込められている

七五三に千歳飴という組み合わせは定番です。千歳飴は七五三を迎えるお子さまが喜ぶお菓子というだけでなく、七五三にふさわしい願いが込められた特別なお菓子です。

まずは、千歳飴とはどのようなお菓子なのか、どんな願いが込められているのかを深掘りしていきましょう。七五三でお子さまに千歳飴を持たせる理由が理解できます。

千歳飴とは

千歳飴は、米と麦芽から作られる紅白の棒状のあめです。せんざいあめ、千年飴(せんねんあめ)、寿命飴(じゅみょうあめ)などとも呼ばれます。

七五三のお子さまのお宮参り用として販売される祝い菓子です。神社によっては、神様にお供えする供饌(ぐせん)菓子として受け付けるところもあります。

千歳飴は、松竹梅や鶴亀(つるかめ)などの古典的な絵柄をあしらった、縦長の化粧袋に入れられるのが一般的です。最近はお子さまに人気のキャラクターデザインの千歳飴なども多く見られます。 

七五三をお祝いする意味

七五三は、お子さまの健やかな成長を喜ぶお祝いです。お子さまが無事に成長していく姿を見るのは、ママパパの切なる願いでしょう。

医療や衛生が行き届いていなかった時代には、早くに亡くなるお子さまも多く、「7歳までは神のうち(神の子)」という言葉もあったほどです。

そのため、3歳、5歳、7歳という成長の節目を無事に迎えられると、氏神参りをしてお祝いをしていました。

宮中や武家で執り行われていた「髪置きの儀」「袴着(はかまぎ)の儀」「帯解(おびとき)の儀」と結びつくことで、衣装や持ち物にもこだわった華やかなイベントへと発展し、現在の七五三に至ります。

七五三に千歳飴を食べる意味

千歳飴の大きな特徴は、その細長い形状です。長さは最長1mまで、太さも15mm以内と決められています。

千歳飴は、伸ばすとどこまでも伸びるあめの特性を生かして作られるお菓子です。そのため、「長く生きてほしい」「粘り強く健やかに成長してほしい」という願いにふさわしいとされています。

なお、千歳飴の「千歳」は「千年」のことで、1,000歳までも長生きしてくれますようにという長寿の願いを表わす名称です。千歳飴は、縁起の良い紅白の飴がセットになっており、お祝い気分を華やかに演出してくれるイベントアイテムでもあります。

千歳飴の袋のデザインに込められた願い

千歳飴を象徴するのが、特徴的なデザインの袋です。伝統的なデザインでは、松竹梅や鶴亀があしらわれます。

冬の寒さに耐えて緑を保つ松や竹、花を咲かせる梅の3種は「歳寒三友(さいかんさんゆう)」と呼ばれ、めでたいとされるモチーフです。

生命力や成長の早さなどに結び付けられることも多く、お子さまの成長を祈念する七五三にはぴったりのモチーフといえるでしょう。鶴亀はどちらも寿命が長いとされるところから、長寿の象徴とされています。

3歳・5歳・7歳という節目を無事に迎えられた喜びとともに、これからも元気に長く生きてほしいというママパパの願いを表現しています。

七五三の千歳飴の歴史をたどってみよう

七五三の千歳飴の歴史をたどってみよう

七五三は古くから祝われてきたお祝いで、時代とともに形を変えてきました。千歳飴もそんな変化の中で生まれたアイテムのひとつです。

ここでは千歳飴の始まりと考えられているエピソードを紹介します。どれが始まりなのかは諸説ありますが、主に3つの説が有力とされています。/p>

上方から江戸へ伝わったあめ文化

ひとつ目のエピソードは、1615年(元和1年)ころの話です。当時、飴文化は京都近辺の上方(かみがた)で発展していました。上方である大阪の摂津平野であめ屋をしていた平野甚九郎重政が、江戸に出て来て、浅草寺境内で売りだしたのが「千歳飴」の始まりとされています。

当時は「せんざい(千歳)あめ」と呼ばれており、その飴を食べれば千歳まで生きられるといって人気を集めました。浅草寺での参拝後、お土産として買う方も多かったようです。

浅草でヒットした飴屋の存在

2つ目のエピソードは元禄・宝永(1688年~1711年)頃で、江戸は浅草の飴売り七兵衛が、「千年飴(せんねんあめ)」または「寿命糖(じゅみょうとう)」と呼ばれるあめを売り始めたというものです。

その際、鶴亀など縁起物をあしらった細長い袋に「千歳飴」と書き、袋入りであめを販売したところ、大ヒットしたと伝えられています。

当時の飴売りは歌ったり踊ったりしながら商売をしていたため、七五三で神社を訪れるお子さまにとっては、イベントを盛り上げる楽しい見世物のひとつでもありました。

神田明神の祝い飴

神田明神の社頭で売られていた「祝いあめ」が千歳飴の発祥とする説もあります。神田明神は1300年ほどの歴史をもつ神社で、江戸時代には江戸総鎮守としてあがめられていました。

今でも神田明神では、「七五三」のご祈祷をされたお子さまに千歳飴を授与するのが習わしです。

神田明神で祝いあめが売られていた様子は浮世絵に描かれている他、明治時代には写真としても残されています。当時はお参りのお土産、お祝い返しとしてだけでなく、厄よけとしての意味合いもあったようです。

七五三の千歳飴の食べ方

七五三の千歳飴の食べ方

日本人にはなじみのある千歳飴ですが、お子さまに食べさせるとなると、その長さ故に「どうやって食べるのが正解なの?」と戸惑ってしまうママパパも多くいらっしゃるようです。縁起物ということで、失礼のない食べ方を知りたいということもあるでしょう。

ここからは、千歳飴の食べ方を確認していきましょう。余った場合の保存の仕方や料理への利用なども参考にしてください。

折って食べてもいい?

神社でいただいたものである場合や、長さに長寿への願いが込められていることなどから、折ることをためらってしまうこともあるでしょう。

しかし、千歳飴の食べ方自体には何の決まりもないため、切ったり折ったりして食べても構いません。気になるというのであれば折らずにそのまま食べることもできますが、安全面には細心の注意が必要です。

なめているうちに先がとがってくるため、口や喉に刺さらないよう、また喉に詰まらせないようお子さまをしっかり見ておくことが大切です。

最近は食べやすさ重視のミニ千歳飴もあるため、お子さまに食べさせる場合はそちらがおすすめです。折る場合には、袋に入れたままテーブルの角など硬いところにぶつけたり、包丁の背でたたいたりして割ります。

きれいに切りたい場合には、電子レンジで10秒~20秒温め、少し軟らかくなったところをキッチンばさみで切るとよいでしょう。

料理に使うアイデアも◎

千歳飴は、保存容器やジッパー付きの袋に入れておけば、冷蔵庫での長期保存が可能です。「もう食べない」という際は、捨てずに料理に利用するのもひとつの手です。

温めたミルクに溶かせば、手軽にホットミルクの出来上がりです。イチゴ味や抹茶ミルク味の千歳飴はミルクによく合います。煮物や照り焼きなどの際に、砂糖代わりとして使う方法もおすすめです。砂糖よりも照りが出て、きれいな仕上がりになるでしょう。

他にも、大学芋の蜜に入れたり、生クリームと一緒に煮詰めてキャメルクリームを作ったりと幅広く利用可能です。

千歳飴は食べる以外にも使える七五三のイベントアイテム

千歳飴は食べる以外にも使える七五三のイベントアイテム

千歳飴は七五三らしさを象徴するアイテムのひとつです。お子さまに食べさせるだけでなく、七五三を盛り上げるアイテムとしても利用できます。

千歳飴に込めた願いや七五三の喜びを、さらに増し加えることにもなるでしょう。ここでは千歳飴を七五三のお祝いアイテムとして最大限活用するアイデアを紹介します。

願いを込めた手作りでイベント気分を盛り上げよう

千歳飴や千歳飴の袋は手作りも可能です。千歳飴の材料は水あめとコンデンスミルク、スキムミルク、食紅、粉砂糖というシンプルなもので、作り方も意外に簡単です。七五三を前にお子さまと一緒に手作りすれば、七五三へのワクワク感もきっと大きく膨らみます。

千歳飴の袋には、紙や布などさまざまな素材を使えます。お子さまの好きなアニメのキャラクターをモチーフにしたり、和柄を多用した日本らしいデザインにしたりとアイデアは多彩です。

お子さまの健やかな成長への願いを込めた手作りの袋は、ママパパの愛情を表す思い出深いアイテムとして心に残ることでしょう。

お祝い返しやおすそ分けにも最適

千歳飴は七五三ならではのおいしいアイテムとして、お祝い返しにも使われています。千歳飴に七五三の記念写真や感謝のメッセージを添えてお返しすると、心温まるプレゼントになることでしょう。

地域によっては「お福分け」に使われることもあります。もともとは、長い千歳飴を切り分けて、親せきやご近所さんに配るという風習がありました。「縁起を分ける」という意味合いがあり、七五三を無事に迎えられた喜びを分け合うこととして行っていたそうです。

なお、「お福分け」の習慣は地域によってやり方が異なります。お福分けをするのであれば、まずは地元の習慣を確認してみるとよいでしょう。

千歳飴は七五三写真の必須アイテム

七五三写真は伝統的なアイテムや演出で、七五三らしい1枚に仕上げたいものです。お子さまの衣装は伝統的な和装がおすすめです。年齢ごとにふさわしい和装は異なっているため、写真を見るだけで成長が分かるポイントになります。

和装には、まりや刀、和傘などの和小物で純日本を演出するのが定番です。中でも外せないのが千歳飴で、和装に千歳飴は七五三を象徴する姿といえます。

神社でいただいた千歳飴はもちろん、ママパパが手作りした袋に入った千歳飴、お子さまが大好きなキャラクターの千歳飴など、どれもステキなエピソードが見え隠れする重要アイテムです。

お子さまの姿tに千歳飴を添えて七五三写真として残しておけば、一生の宝ものになるでしょう。

スタジオアリスの七五三写真で楽しい思い出を残そう!

スタジオアリスの七五三写真で楽しい思い出を残そう!

七五三のお祝いにスタジオアリスでお子さまの成長を記念写真に残しましょう。七五三は、ママパパにとっては感慨深い喜びの日になるだけでなく、お子さまにとっては楽しい思い出の1ページとなります。

スタジオアリスでの七五三撮影も、お子さまがワクワクする楽しいイベントになることでしょう。ここでは、ママパパやお子さまから支持されるスタジオアリスの魅力をお伝えいたします。

(参考:『七五三』

豊富な衣装でイベント気分をアップ

豊富な衣装でイベント気分をアップ

七五三撮影にスタジオアリスが選ばれている大きな理由のひとつは、豊富な撮影用衣装にあります。伝統的な和装からドレスやタキシードなどの洋装まで、その数およそ500着という豊富な品揃えです。衣装代は無料で、お着替えも可能です。ぜひ衣装チェンジもお楽しみください。

着物姿での七五三写真は、日本ならではの風情ある思い出になります。普段着ることのないドレスやタキシードなどを身にまとうと、普段とは違うお子さまの表情もキャッチできるでしょう。

ぜひお子さまも衣装選びにご参加ください。お子さまの好みの衣装を着用することで、お子さまにとっても七五三というイベントの思い出はより色濃く残るでしょう。

(参考:『衣装を探す』

着物を2度楽しめる「おでかけ用着物レンタル」

着物を2度楽しめる「おでかけ用着物レンタル」

スタジオアリスでは、七五三撮影をご利用していただいたみなさまに、「おでかけ用着物レンタル」サービスを実施しています。

おでかけ当日は着付けもヘアセットもスタジオアリスにお任せいただけるため、美容院などの予約は必要ありません。七五三当日は、普段着でスタジオアリスにお越しいただくだけです。お子さまはもちろん、ママパパの負担も大きく軽減するサービスです。

「おでかけ用着物レンタル」では、七五三の前撮り撮影とは別の着物をお選びいただける点もポイントです。前撮りはママパパの選んだ着物、七五三のお参りにはお子さまが選んだ着物という展開も可能です。お子さまと一緒に七五三というイベントを楽しみ尽くしましょう。

(参考:『着物を2度楽しもう!おでかけ用着物レンタル』

七五三はお得でうれしい特典付き

七五三はお得でうれしい特典付き

スタジオアリスの七五三撮影は「早撮り七五三」がおすすめです。七五三は本来11月15日前後に行うことが一般的ですが、七五三シーズン前に記念写真を撮影し、秋にレンタル着物でお参りに出かける「早撮り七五三」なら、ゆとりを持って七五三のお祝いが行えます。

2023年4月21日(金)~2023年7月31日(月)までの間に七五三撮影、またはHappy Birthday七五三撮影をされた方には、お得でうれしいさまざまなサービスが付いています。

撮影用衣装が無料なのはもちろん、ヘアセットも着付けも無料です。ディズニーデザインの七五三お祝いあめやシール、ディズニーデザインのくし・ブラシセット、足袋のプレゼントもあります。

1万円以上のご購入で「おでかけ用着物レンタル」がさらにお得に、2万円以上のご購入ならフォトアイテムのプレゼントと、七五三を盛り上げるさまざまなサービス満載です。

(参考:『早撮り!七五三のススメ』

まとめ

まとめ

千歳飴は「1,000歳までも長生きしてほしい」という願いから生まれたお祝いアイテムです。形や袋のデザインにも、健康や長寿への願いが込められています。

七五三はお子さまの成長を喜ぶお祝いです。お子さまの記録をきれいな写真で残したい場合は、お得なサービスが満載のスタジオアリスをご利用ください。伝統的な和装やドレスやタキシードなどを着ての記念写真撮影は、お子さまにとっても楽しいイベントとなるでしょう。

七五三だけの特典やサービスも満載です。スタジオアリスを七五三の一大イベントとして大いにご活用ください。

\WEB撮影予約サービス/ スタジオアリスの
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